Hey! Say! JUMPが迎える第二の成長期 先輩ジャニーズとの共演から何を学ぶ?

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(C)タナカケンイチ

 この夏、V6と共に『24時間テレビ』(日本テレビ系)のメインパーソナリティを務めたHey! Say! JUMP。番組内では、嵐を含めた3世代グループで男子会トークが大いに盛り上がり、先輩からイジられておいしいシーンも多々見受けられた。今、JUMPの成長が著しい。

 JUMPといえば、Jr.時代を短くしてデビューしたエリート組としての印象が強く、先輩のバックダンサーを務めた経験も少なかった。そのため、これまで先輩との絡みも、そこまで多くなかったように思えた。

 だが、最近になってV6、関ジャニ∞、嵐、KAT-TUN……など数々の先輩とのバラエティでの共演が目立っている。先輩に対して失礼のないように振る舞う真面目な姿や、ちょっぴり追い込まれて戸惑う姿、人懐っこく甘える姿など、JUMPメンバー間だけでは見られなかった様々な表情が見られるのもファンとしては嬉しい展開だ。

 Jr.時代、特定の先輩グループのバックについていたわけではないことが、逆にどのグループからもかわいがられるキッカケになっているのではないだろうか。V6岡田准一の“伊野尾慧を見つけた”発言にもあるように、まっさらなJUMPの中から自分で逸材を発見し、育てていきたいという気持ちにさせられるのかもしれない。

 トークのネタにされたり、失敗をツッコまれて、バラエティ力がめきめきと伸びているJUMP。今後は、演技の面でもさらなる成長が期待できる。この秋以降、映画での先輩との共演が目立っているからだ。伊坂幸太郎原作『グラスホッパー』(2015年11月7日全国ロードショー)で山田涼介が生田斗真と、NEWSの加藤シゲアキ原作『ピンクとグレー』(2016年1月9日全国ロードショー)で中島裕翔が主演を、さらに人気漫画を実写化した『暗殺教室~卒業編~』(2016年公開予定)で山田が嵐の二宮和也と共に演じる。

 ジャニーズといえば、ダンスレッスン以外は“先輩の背中を見て学べ”。演技についても、手探りでスキルを身につけている。これまでも、多くの共演作はあるが、先輩グループとの距離が近づいている今だからこそ、より多くの学びがあるに違いない。

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