V6は『学校へ行こう!』復活でどんな姿を見せる? 大人になったメンバーに期待すること

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 V6が20周年を迎える2015年秋、伝説の番組『学校へ行こう!』(TBS系)が一夜限りの復活を果たすことが先日発表された。1997年10月より約11年放送された同番組は、「学校を楽しくしよう!」を合言葉に、V6が日本全国の学生たちと直接ふれあいながら、さまざまな疑問や問題を調査・解決していくバラエティ番組だ。

 約7年ぶりとなる今回の番組復活について、ジャニーズの動向に詳しい芸能ライターはどの点に注目するのだろうか。佐藤結衣氏に話を聞いた。

「『学校へ行こう!』が始まった頃の視聴者は、現在先生や親になっているような世代です。リアルタイムで観ていた人たちが大人になって、子供と一緒に見られるのではないかなと思います。V6のみなさんの年齢も、どちらかというと先生や親の世代に近いですよね。先生になって、母校に帰ってきたような感じかもしれません。番組オンエア当時に子供だった視聴者は、当時を思い出して懐かしく、子供たちの世代にとっては、親や先生たちにもこんな時代があったんだ、という驚きがあると思います。当時は『学校へ行こう!』のような人気番組が、友達や家族との共通の話題としてよく機能していました。今回の復活を通して、テレビの楽しみ方ってこういうものだったよね、みんなで感想言い合いながら盛り上がってたよね、と思い出せてくれるような内容になるのではないでしょうか」

 今回の番組復活は、20周年イヤーのイベントというだけでなく、V6というグループの成長が後押しした面もあるようだ。

「最近のV6は、井ノ原さんがMCで活躍していたり、坂本さんや長野さんが料理の腕を磨いていたり、岡田さんが大河ドラマに挑戦するなど、さまざまなシーンでの活躍が顕著となってきました。そのようなタイミングだからこそ、今また番組が復活できるのかなという気がしますね。彼らのスタンスが、前のやんちゃで若々しいときから今の落ち着いたところまで幅が広くなってきているので、同じコーナーに登場するとしても、年月を経て深みがでたメンバーの姿を見ることができるのではないでしょうか。出演する中高生の思いだけでなく、まわりの家族や先生などもフォローし、より広い視点で学校を楽しむことを提案してくれることに期待しています」

 佐藤氏もリアルタイムで番組を楽しんでいた視聴者のひとり。個人的に楽しみにしているコーナーは『未成年の主張』だという。

「私は『未成年の主張』が楽しみです。SNSで自分の思いを個別につぶやくような時代の子供たちが『未成年の主張』をどう見るのかな、というのも興味がありますね。今思うと、V6のメンバーはあのコーナーを割とクールにこなしていた印象があるんです。テンションに身を任せすぎて我を忘れるような人はいなくて。一見自由奔放なキャラクターの三宅さんも、冷静に状況と人を判断して毒舌を吐くのは、クールだからこそできる技なのでは。当時から精神的に成熟したメンバーが揃ったグループだったように思います。だからこそ、多感な学生たちと寄り添えたり、一歩引いたり、距離感をうまくとれていたのかもしれませんね。そのようなグループ性は、まさにこの『学校へ行こう!』時代からあったんです」

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