GENERATIONS&EXILE SHOKICHIが『サマソニ』に出る意義とは? 柴那典が多角的に分析
8月15日、16日に千葉・QVCマリンフィールド&幕張メッセと大阪・舞洲サマーソニック大阪特設会場で同時開催されるロックフェスティバル『SUMMER SONIC 2015』に、GENERATIONS from EXILE TRIBEとEXILE SHOKICHIの出演が決定した。
GENERATIONS from EXILE TRIBEは16日の千葉公演に、EXILE SHOKICHIは16日の大阪公演に登場することが明らかになっており、2組とも同フェスには初出演。音楽ファンはこのブッキングに様々な反応を示している。
LDH系のアーティストが同フェスへ出演する意義とはいったい何なのだろうか。リアルサウンドで連載『フェス文化論』を持つ音楽ジャーナリストの柴 那典氏は、今回の起用についてこう述べる。
「サマソニはここ数年でポップアクトを多数起用し、全方位の音楽フェスとして観客を楽しませ続けており、LDH系のアーティストが出ることすら違和感がないくらいには、何でもアリな状況が構築されています。昨年の『SUMMER SONIC 2014』にDREAMS COME TRUEが出演したという事実を踏まえると、元々ドリカムのバックダンサーをしていた経緯を持つHIROが社長を務めるLDH系のアーティストが登場することには、むしろ文化的な繋がりを感じますね」
今回のLDH系のアーティストの登場は、音楽的な側面ではどうだろうか。
「EDMシーンのアーティストやK-POP系のグループなども同フェスにはこれまで多数出演していますが、GENERATIONS from EXILE TRIBEはそれらを土台としたジャンルの楽曲が少なくないため、音楽面で浮くことはまずないでしょう。とくにK-POPとは、R&BとEDMを経たアジアのダンスグループという意味での共通点も多いですし、そういう意味では防弾少年団との相性は抜群といえます」