嵐、三代目JSB、セカオワ…海外作家とのコラボはなぜ増えている?
また、J-POPのマーケットが、動画サイトなどの登場やインターネットの普及で、以前よりも早く海外の時流を取り入れようとしているのもポイントだ。たとえばSEKAI NO OWARIはアメリカのダン・ジ・オートメイタ―をプロデューサーに迎えた「ANTI-HERO」で本格的な世界進出を予感させ、三代目 J Soul Brothersは、オランダのEDMプロデューサー・アフロジャックが手掛けた最新曲『Summer Madness』でさらなるブレイクを視野に入れている。
今後、日本のポップミュージックを媒介にして、例えばマックス・マーティンのようなスター作家が現れるのか、それとも国内の作家勢が巻き返しを図るのか。作家同士の競争によるクオリティの底上げに期待したい。
(文=向原康太)