TRUSTRICK、全席着席ライブでプレミアムなステージ 初DVD&次回ワンマンも決定

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 神田沙也加(Vo)とBilly(Gt, Cho)によるユニット、TRUSTRICKが、7月4日にワンマンライブ『TRUSTRICK PREMIUM LIVE SUMMER “Iolite”』を東京・品川Stellar Ballにて行った。

 アイオライト(菫青石)をタイトルに冠した今回のライブは、ミディアム・バラードナンバーを中心としたセットリストで繰り広げられる、TRUSTRICK初の試みとなる全席着席による一夜となった。6月19日に行われた、アップテンポなナンバーを中心にスタンディングを意識した選曲で行われた『TRUSTRICK PREMIUM LIVE SUMMER “Garnet”』とは対極の、まったく趣の異なるライブだ。

 荘厳なSEに包まれる会場に、TRUSTRICKのMVが回想的に映し出され、ステージは「ATLAS」で始まる。ステージ前面の紗幕に投影された「ATLAS」のMV、その背面から純白のドレス姿の神田、そしてBillyが浮かび上がる。バンドインとともに紗幕が振り下ろされ、映像の世界から一転して、バンドメンバーが全員ステージ上に現れる。

 「If -君が行くセカイ-」「Ever Blue」とステージは進行し、続く「いつかの果て」ではストリングス・カルテットが登場。神田のボーカルとTRUSTRICKのバンドサウンドにストリングスの音色の加わった、まさにプレミアムなステージを繰り広げていく。カルテットは続いて「君が居る未来のために」「恋人」と、ストリングスを重ね合わせていく。

 6曲​目​を終えてのMCで、神田は、初の全席着席ライブについて触れ、「最後まで全身でじっくりTRUSTRICKの音楽を楽しんでいただけるかなと思います。心を込めてやらせていただきます、最後までどうぞよろしくお願い致します」と一礼。Billyは「初の試みばかりでちょっと張り詰めた感じなんですけど」と緊張した様子を見せながらも意気込みが伝わる。

 続く「MIRRORS」ではステージを左右に行き来して会場のクラップを煽っていく神田とBilly。「as one」で観客をさらに惹きつけ、ライブ初披露となった「snow me」では、暗転したステージの床に散りばめられたキャンドルの中、スポットライトで照らされた神田が腰掛けながら歌い上げる。

 神田がステージを離れ、Billyとバンドメンバーが奏でた「TRUST」では、幻想的な照明演出とコーラスの中、観客のクラップが会場に響き渡る。広がる水紋をバックに、ブルーのワンピース姿で再度登場した神田。坂本真綾のカバー「雨が降る」をライブにて初披露した。

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 「Calico」「Escape」と続け、観客のクラップとともにステージは熱を帯び始め、神田の「みんなで立って一緒に楽しんでみない?」という呼びかけのもと、会場全体がスタンディングになった中で演奏された「Sunny Day」。両手を左右に振り、時に神田は会場を覗く素振りを見せたりと、観客の反応も確かめながらステージを盛り上げる。神田がBillyの肩に手を置いたポーズから、そのまま「未来形Answer」へ。神田も腕を突き上げ、息ぴったりのオーディエンスのレスポンスに「OK!」と笑顔がはじける。興奮する会場に「ありがとう!」と本編を締めくくった。

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