STARMARIE、アジアツアーファイナルで目標掲げる「ファンのみんなを武道館に連れていく」

 

 STARMARIEが6月22日、渋谷TSUTAYA O-EASTで『STARMARIE ASIA TOUR 2015 ~FANTASTIC~ powered by e-earphone』を行った。

 同公演が行われたのは、中根礎子・松崎博香・渡辺楓の新メンバーが加入した日からちょうど1年の6月22日。ツアーはインドネシア、台湾、ジャカルタなどのアジア諸国と日本国内で行い、グループもそれに際して知名度を上昇させてきた。

 ライブ開始前には、スクリーンにSTARMARIEと縁のある浅田祐介・吉川友・ささかまリス子・日高央(THE STARBEMS)・古川未鈴(でんぱ組.inc)からお祝いメッセージが流れ、公演がスタート。冒頭では、レーザーによる演出や物語調のナレーションなどが、ファンタジーな世界観を伝えていた。

 

 その後登場したSTARMARIEは、黒い新衣装を纏い「余命124日のシンデレラ」を披露。以降も「三ツ星レストラン・ポールからの招待状」や「涙のパン工場「コンセル・カマタ」」、「浦薬剤研究所の新薬実験」など、グループのコンセプトである「ダークファンタジー」の色彩の濃い、3人体制時からの定番曲を歌い上げた。中盤では一度メンバーが舞台袖に退き、またも物語をリードするナレーションが入ると、シングル『ネット・オークション・ベイビーズ』のジャケ写に使われた衣装で全員が登場。この日初披露の新曲「ブレアと天才科学者の功罪」で、観客の不意を突き、会場をさらに盛り上げた。

 

 その後はシンガーソングライター・橋爪ももが制作したオリジナル衣装への着替えを挟みつつ、本編18曲を全くMCなしでパフォーマンス。メンバーと同じく、休みなくフリコピし続けたマリスト(STARMARIEファンの総称)の熱量も相当なものであった。

 アンコールでは、改めて映像で8月19日にリリースするニューシングル『メクルメク勇気!』の表題曲がTVアニメ『カードファイト!! ヴァンガードG』(テレビ東京系)の新エンディングテーマに決定したことが告知されると、赤いTシャツに身を包んだメンバーが登場し「友達ロボットカノン」を披露。楽曲歌唱後、この日初めてのMCパートへと突入した。

 

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