ZEDD来日記念特別対談
DJ KAORIがZEDDを直撃インタビュー「もっと寿司を食べられれば、さらにがんばれると思うよ!」
先日、新作『True Colors』をリリースしたばかりのDJ/プロデューサーのゼッド(ZEDD)が再度来日を果たした。RealSoundでは、かねてよりゼッドの音楽性に惹かれていたDJ KAORIにインタビュアーを務めてもらおうという企画を実行。彼女の鋭いインタビューから見えた新作の内容と、ゼッドの本心に迫る。
DJ KAORI(以下、KAORI):昨晩のショウ、見に行きましたよ!
ZEDD:面白かった?
KAORI:とても素晴らしかった! みんながジャンプしてて、地震が起きたみたいでしたよ(笑)
ZEDD:僕もとても楽しんだよ。今までプレイしてきた中でも、最もエネルギーがあるお客さんばかりだったね。本当に日本は大好きだよ。
KAORI:ステージのビジュアルもすごい凝っていますよね。どんなこだわりを持っているんですか?
ZEDD:DJってPCの前に座って、1日中新しい音楽を探してるだろう? 僕は新しい音楽を探すことより、自分のクリエイティブチームと過ごす時間のほうが多いんだけど、彼らと一緒に面白いライティングを考えたり、もっと面白いショウにするためにはどうしたらいいかアイディアを出し合っているんだ。
KAORI:ネクストレベルのショウ、という感覚でした。ネクストレベルと言えば、新作『True Colors』も次のレベルに達していましたよね。ダンスミュージックだけでなく、ポップな要素も積極的に取り込んでいて、もっと多くの人たちの共感を得られる作品と感じました。どんなコンセプトで制作に入ったんですか?
ZEDD:僕はいつもタイムレスな音楽を作りたいっていつも思っているんだ。これから50年後、みんながどんな音楽を聴いてるか想像もつかないけど、僕の音楽もビートルズやクイーンの音楽のように、ずっと聴き続けられる作品であってほしいと思ってる。だから、『True Colors』は、すべての曲がそれぞれ際立つようにしたんだ。それでいて、すべての曲がつながっている感じでね。
コンセプトは、それぞれの曲に“色”を与えたんだ。オレンジのサウンド、赤のサウンド……といった感じでね。僕はただDJというだけじゃなく、多彩な楽曲を作るミュージシャンだってことをわかってもらいたかったんだよ。