10thシングル『Blue Sky Blue』リリースインタビュー
Flower・鷲尾伶菜と市來杏香が見据えるグループの未来 「良い意味でE-girlsと対照的になれたら」
「Flowerを『遠い存在と思って欲しくない』」(鷲尾)
――そういえば、今作は3rdシングル以来、久しぶりの英語タイトルなんですよね。
鷲尾:本当だ(笑)。このタイトルは、ロゴの感じも含め、「Blue Sky」だけだったらちょっと足りないかなって思ったりしたのでチーム内で相談して決めました。爽やかな曲だし、日本語だとちょっとバラードっぽいイメージになるかなと考えて、英語にしてみました(笑)。
――今後挑戦してみたい歌は?
鷲尾:Flowerのイメージを確立しつつ、次はグル―ヴィーなリズムの曲だったり、踊って映える曲にも挑戦してみたいと思います。
市來:パフォーマーには色んなジャンルのメンバーがいるので、その一人一人が映える楽曲がいっぱいあれば、もっとFlowerとしての魅力が引き出されるのかなと思います。私も伶菜さんと一緒で、カッコいい系の曲にも挑戦してみたいです。
――お互いカッコいい曲を欲しがってる時期なんですね。Flowerの曲は、他グループに比べて音楽をより素直に届けるという側面があるように感じます。実際に歌っている2人はどういう意識で表現をしていますか。
鷲尾:「遠い存在と思って欲しくない」ですかね。曲を聴いて、ライブを見て、すごく近くに感じて欲しい。歌詞はリアリティがあって共感できるようなものが多いので、自分も聴いて、読んで、泣きそうになったりとか、いろいろな恋愛観に重ねることが出来ますし、そういう意味で身近に思って欲しいです。あとは、自分の生活の一部としてFlowerの曲を聴いて、明日も頑張ろうと思ってほしいというのもありますね。
市來: Flowerの曲って音にもこだわっているので、歌う際には1曲を通して聴いたときに、自分もグっとくるような曲にしたいと心がけています。自分にもグッときたら、まわりの方にもグッとくるんじゃないかと思っていて、小竹さんの小説のような詞も含め、色々な場面で聴ける曲がたくさんあるので、もっともっと力をいれて頑張ってたくさんの人に届けたいです。
――パフォーマーとは表現においてどうコミュニケーションを取りますか。
市來:ヴォーカルとパフォーマーではやることが全く違うので、ヴォーカルがレコーディングをしているときに、パフォーマーもレコーディングの現場にきて、「踊ることを考えるともう少し音があったほうがいい」という風に意見を出してくれたりもするので、みんなで曲を作っている感じはあります。
鷲尾:ヴォーカルもパフォーマーもお互いをすごくリスペクトしていて。お互いが、リスペクトしあっているからこそ生まれる一体感もあるのかなって。一人でも欠けたらイメージが変わってくるし、一体感っていうのも消えてしまう。そういう意味でも、お互いのやることをしっかりと意識し合って認め合う、パフォーマーだからこの日は何々しているんだなとか、そういうこともしっかり理解してやっている部分はありますね。コミュニケーションももちろんなんですけど、仕事やトレーニングの面も含め、パフォーマーはすごいなと思います。
――お互いリスペクトし合ってるんですね。そこから影響を受けて、歌い方を変えたりすることもあったりするんですか?
鷲尾:そうですね。パフォーマーが踊っているのをみて、こうやって歌ってみようとか、リハーサルで変えたりとかもありますね。勝手に見させてもらって勝手に変えてます(笑)。