Flower・鷲尾伶菜と市來杏香が見据えるグループの未来　「良い意味でE-girlsと対照的になれたら」

「E-girlsとして活動させていただけたからこそ、こういう機会がきた」（市來）

――単独ツアーでは各地のZeppを訪れますが、E-girlsのなかでFlowerのパートとして歌うのとはまた違う、いろいろな曲を見せることができる場ですよね。どういった部分を打ち出していきたいですか。

市來：とりあえず、公演できること自体が未だに信じられないですね。今はツアーのセットリストやメンバーからの意見を集めている段階なんですけど、Flowerの曲って様々なジャンルがあって、どういうライブにしたらいいのか悩んでいます。

鷲尾：HIROさんや小竹さんにも入っていただいて、ツアーのイメージだったりとか、伝えたいものなどを話し合いながら考えているんですけど…。アップテンポから始まるとE-girlsっぽいから、バラードから始まったほうがFlowerらしいかなとか、そういうことを議論しています。でも、やっぱり初めての単独ツアーなので、良い意味でLDHっぽくないツアーがしたいです。

――“LDHっぽくない”とは？

鷲尾：派手に登場して、湧いて、アップテンポな曲から始まるところがLDHのライブに共通していると思っていて。実際にE-girlsのツアーもアップテンポな曲からはじまり、EXILEさんのツアーを参考にさせていただいているからなんですけど。それを踏まえてHIROさんからも「Flowerは逆をいったほうがいいのかな」と提案していただいてます。

――そこでライブにおけるFlowerのオリジナリティが確立されると面白いですね。また、ツアーでは2人の故郷である九州のZepp Fukuoka公演もあります。故郷に錦を飾るわけですが、その意気込みを聞かせてください。

市來：ダンスのいろいろなコンテストとかを受けていたので、Zepp Fukuokaってほぼ決勝戦とかで使う場所だったんです。そういう意味ではめちゃくちゃ思い入れがあります。当日はダンスを教えてくれていた恩師の先生なども見に来てくれるので、めちゃめちゃ緊張しますね（笑）。

鷲尾：私はまだ全然、実感が湧いていないのですが、やっぱり緊張はしますね。友達も絶対に見に来てくれると思うので、カッコイイところを見せたいです。

――ツアーもそうですが、ここまでリリースも続く2015年はFlowerの年といっても過言ではないでしょう。2人はこの1年を通してグループをどういう風に広めていきたいですか？

鷲尾：ありがたいことに、いまE-girlsが注目していただいているので、グループとしてもっと成長していったなかで、FlowerやDream、Happinessといった各グループにも注目してほしいです。2015年は年始からアルバムやシングルを立て続けに出すことができたので、この勢いを止めることなく、いい意味でE-girlsと対照的になれたらいいなとも思いますし、Flowerで生放送番組なども出演させていただいているので、いい意味でE-girlsに並べるようになっていきたいです。

――そこは「追いかけてる」感じなんですね。違うベクトルで並走しているというイメージでした。

鷲尾：E-girlsの色があるからこそFlowerの色も出せているところがあるので、いい意味でお互いに刺激しあって、伸びていけばいいなとも思います。追いかけるというよりも、付いていっている感じですね。E-girlsに離されないように、付いていけたらいいなあという（笑）。

市來：2015年は本当に、Flowerとしてすごくたくさんの経験をさせていただいているので、自分自身、もっとしっかりしなきゃいけないなという部分もあります。でも、E-girlsとして活動させていただけたからこそ、こういう機会がきたと思うので、個々のグループにも集中するけど、一人ひとりがE-girlsであることを忘れないように準備しながらそれを発揮していける年にしたい。今年はFlowerとして、ヴォーカリストとして、もっといろいろな人に自分を知ってもらって、いろいろな曲を届けられるように、幅広い世代の方だったり、はたまた海外の方だったりとか、そういう方にどんどん「日本にこういうグループがいるんだよ」っていうことを伝えていけるように頑張りたいなと思います。

（取材・文＝中村拓海）

■リリース情報
・Flower
『Blue Sky Blue』
発売：2015年4月29日
価格：初回生産限定盤（CD＋DVD）　￥1,620（税込）
　　　通常盤（CD）　￥1,080（税込）
　　　期間生産限定盤（CD）　￥500（税込）

＜収録内容＞
M1：「Blue Sky Blue」
M2：「Clover」

■ライブ情報
『Flower LIVE TOUR 2015“花時計”』
6月5日（金）札幌 / Zepp Sapporo　開場18:00 / 開演19:00
6月18日・19日（木・金）福岡 / Zepp Fukuoka　開場18:00 / 開演19:00
6月25日・26日（木・金）東京 / Zepp Tokyo　開場18:00 / 開演19:00
7月2日・3日（木・金）大阪 / Zepp Namba　開場18:00 / 開演19:00
7月9日・10日（木・金）名古屋 / Zepp Nagoya　開場18:00 / 開演19:00

■関連リンク
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