ジャニーズといえば、スラリとした細身の体型で華麗にダンスを披露する姿が印象的だが、中にはそうしたイメージを越えた“肉体派”ともいうべきアスリート系のメンバーも少なくない。

　とくに、若手のメンバーはメディアで活躍するための個性のひとつとして、身体能力を高めているケースが増えているという。

　ジャニーズの動向に詳しい芸能ライターの佐藤結衣氏に、そんな肉体派のジャニーズメンバーを解説してもらった。

KAT-TUN・上田竜也

「いま、ジャニーズ界きっての肉体派として注目を集めているのは、KAT-TUNの上田竜也さんでしょう。ボクシングを趣味としていて、約７年間、週３日のジム通いを続けてきた上田さんは昨年末、12月13日放送のバラエティ番組『炎の体育会TVSP』（TBS）で、マスクをかぶった元世界王者“マスク・ド・ボクサー”とのボクシング真剣勝負に挑みました。王者が使えるのは左ジャブのみという“ハンデ戦”で、上田さんは惜しくも負けてしまいましたが、現役アイドルでありながら顔に痣を作っても挑み続ける姿には、多くの人々が勇気付けられたのではないでしょうか。新しいアイドル像を提示したという意味でも、上田さんは今後、注目のメンバーだと思います」

NEWS・小山慶一郎＆手越祐也

「NEWSでは、小山慶一郎さんと手越祐也さんが肉体派といえるのではないでしょうか。小山さんは筋トレを趣味としていてかなり本格的に鍛えており、パッと見た感じはスマートですが、脱ぐとムキムキです。彼はキャスターも務めるなどしていて知的なイメージもあるため、“インテリマッチョ”という新しいキャラの打ち出し方をしていってほしいと、個人的には思っています。一方で手越さんは大のサッカーフリークで、やはりしっかりと鍛えています。しかし、小山さんと違うのは、彼の筋肉はあくまでサッカーをうまくやるための実践的なものであるということです。機敏な動きはダンスなどでも大いに活かされるのではないでしょうか」

Hey! Say! JUMP・知念侑李＆八乙女光

「Hey! Say! JUMPで特にその身体能力が秀でているのは、知念侑李さん。彼は、バルセロナオリンピック男子体操銅メダリストの知念孝さんの息子で、子どもの頃から体操に親しんできたサラブレット。天才肌で、空中ブランコやアクロバットといった離れ業はなんでも得意ときています。一方、努力家タイプの肉体派といえるのは八乙女光さん。彼は走るのが好きでジム通いもしていて、体脂肪率がすごく少ないタイプの、いわゆる細マッチョです。長距離ランナータイプなので、その持久力が活かせる企画があると活躍できそうです」