番組プロデューサーを直撃

“次に来るアイドル”をどう発掘? 業界関係者も注目の番組『アイドルお宝くじ』とは

『アイドルお宝くじ』ロゴ。

 毎週金曜日の深夜より放送されている、“次に来るアイドル”たちが投票形式のライブで順位を争うテレビ番組『アイドルお宝くじ』(テレビ朝日系)が、アイドル評論家や業界関係者から注目を集めている。

 同番組は、毎回5組のアイドルが「この日のために仕上げてきたライブ」を150名のファンに披露。観客投票の集計結果に応じて順位が決定されるもの。1位から3位は勝ち残りとして次週も出演、4,5位は脱落となる仕組みだ。ここ最近の放送では、アップアップガールズ(仮)が6週勝ち抜き、THE ポッシボーが3週連続勝ち抜きと、この2グループの強さが目立っている。

 また、地方アイドルやインディーズの注目株などもいち早くフックアップし、テレビ出演の機会を与える番組となっており、放送時間には出演アイドルのファンやアイドル評論家、業界関係者などが、次世代アイドルの戦いを手に汗を握って見つめている様子がTwitterなどでも散見される。

 深夜音楽番組の枠で、ここまで実験的な企画をなぜ実行に映したのか。今回は同番組プロデューサーの緒方彰大氏にメールインタビューを実施し、番組を立ち上げたきっかけや今後の展開について語ってもらった。

ーー番組を立ち上げようと思ったきっかけはなんでしょうか。

緒方彰大(以下:緒方):全国で様々なアイドルが乱立する時代に突入している中、AKB48やももいろクローバーZに続く、“次に来る”アイドルを視聴者と一緒に発掘できないかと思い、企画しました。番組側が順位を決めるのではなく、その日のアイドルのパフォーマンスの仕上げ度を見て、ファンの皆様が直接評価して順位を決めるシステムをとっているのがポイントです。5組中3位以内に入らなければ、翌週以降は収録に参加できないため、アイドルにとっては毎回毎回が生き残りをかけたサバイバルライブとなっています。ファンや視聴者にとって、本気のパフォーマンスを見ることができるのでお得感のある番組に仕上がってきているのかなと思います。

ーーアイドルのキャスティングに際して心がけていることはありますか?

緒方:毎回投票用紙に“出演させて欲しいアイドル”をファンの方に記入して頂いているので、なるべくその要望に応えるべくキャスティングしています。

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