「私は2年後、AKB48にいない」峯岸みなみと加藤玲奈が明かす、グループの世代交代と今後

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『37thシングル 選抜総選挙』では32位にランクインした加藤。(写真=竹内洋平)

「いつかAKB48じゃなくなるんだったら、少しでも早い方がいいかも」(峯岸)

――峯岸さんは過去に「アイドルには寿命がある」といった発言もされてますよね。最近は大島優子さんの卒業や、小嶋陽菜さんの卒業時期に注目が集まっていたり、峯岸さんが一つのタイミングと言っていた「10周年」(2015年12月8日)に近づいたことにより、1期生の卒業がすぐそこに迫っているように感じられます。

峯岸:陽菜はいつもヤフーニュースに上がってますよね(笑)。これまでも卒業について聞かれることは何度もありましたけど、どこか漠然としていて、なんとなくで答えてたんです。でも、色んな仲間の卒業や後輩の躍進を見て、特に去年から今に掛けては、現実的に卒業を考えるようになりました。アラサーの人が結婚をすごく意識し始めるのと同じ感じなんですかね(笑)。卒業が自分の身近に迫っている感覚があって、それに伴った恐怖もありますし、AKB48という冠が無くなった自分はどこで必要とされるんだろうっていう不安もあります。でもいつかAKB48じゃなくなるんだったら、少しでも早い方がいいかもと感じますし、25歳、26歳までいるよりは、早いうちに新しい道を選んだほうがいいのかなと。3年後はいないし、2年後もいないんじゃないかなって思います。

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卒業を見据える峯岸(左)と、グループの今後を背負う加藤(右)。(写真=竹内洋平)

――加藤さんは10期のメンバーとして、先輩の卒業や、後輩メンバーの台頭が気になるところではあると思いますが、この勢いは“追われる側”から見てどう思いますか。

加藤:5年目に入って、『若手』って言われるのもなんだか複雑になってきました。だけど年齢はみんなと同じくらいなので、先輩って言うほど先輩でもないし、後輩でもないし(笑)。私自身にはフレッシュさは求められてないと思うので、頑張って「AKB48の顔」って言われるくらい有名になれたらなって思います。

――10周年を迎える2015年は、AKB48において特別な1年になると思いますが、そこへ向かって、チーム・グループをどうしていきたいですか。

峯岸:グループとしては、誰もが知っているメンバーはこれから続々と卒業を考えていく時期だと思うんですが……。今の若手にはこれからのAKB48を支えてくれそうなメンバーが沢山いるので、その子たちがもっと伸び伸びと自分の主張やキャラを発揮できたり、キラキラできるような環境を先輩として作っていきたい。そして、その子たちが輝いた時に、卒業した立場として、キラキラしたAKB48を見ていたいなって思います。次世代のAKB48には、自分たちの番組を作れるくらいになっていて欲しいし、私はそこにコメンテーターみたいな感じで呼ばれるくらい、一人の芸能人として活躍したい。

加藤:AKB48グループとしては、今と変わらずアイドルの頂点的な存在として活躍したいなと思うし、姉妹グループの勢いもすごいから、AKB48本体もその勢いに負けないように、しっかりと支えて頑張っていきたいです。

(取材・文=中村拓海)

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