亀田誠治と布袋寅泰が“J-POPギター”の魅力を解説 『亀田音楽専門学校 SEASON 2』スタート

 音楽プロデューサーの亀田誠治がJ-POPのヒット曲を分析するテレビ番組『亀田音楽専門学校 SEASON 2』(NHK Eテレ)の初回が10月2日に放送された。

 この番組は亀田が校長、中村慶子アナウンサーが助手を務め、毎回様々なアーティストがゲスト講師として出演する音楽教養番組。第1回のテーマは「J-POP ギター学〜主役編〜」で、ゲストには布袋寅泰が出演した。

『イントロ』で活躍するギター

 冒頭、亀田は「J-POPの主役はギターだ」として「主役の一番の活躍しどころは『イントロ』」と語り、小田和正「ラブストーリーは突然に」やMr.Children「innocent world」、AKB48「ヘビーローテーション」を例に挙げた。布袋はこれらの楽曲で流れるギターについて「イントロ当てクイズみたいに、流れた瞬間に『あ、このアーティストだ』って興奮や笑顔が目に浮かぶよう」と、イントロのギターが楽曲に記名性を与えることを指摘した。

 その後、亀田はBOØWYの「MARIONETTE」を例に挙げ「イントロから歌いだしたくなる。実はこれ、サビのメロディーがイントロのモチーフなんですよ」と説明。布袋はこれに対し「この曲はこのフレーズから作った。アパートで何か面白いフレーズ、テクニックじゃなくてトリッキーなものはないかと探していた」と制作当時を振り返った。亀田はサビと同じフレーズでイントロが鳴っていることについて「ギターがこのイントロを取る事によって、これがバンドサウンドなんだという決意表明と思える。ショートケーキで言うところのイチゴ。人によっては最後まで取っておいちゃうような(笑)」と分かりやすい注釈を加え、生徒たちを納得させた。

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