横浜スタジアム『横浜ロマンスポルノ’14~惑ワ不ノ森~』レポ

ポルノグラフィティ、15周年記念ライヴで3万人が一体に ファンからのサプライズ演出も

夜のメインステージは、きらびやかな光に包まれていた。

 ここで会場のライティングが一気に消灯、センターステージではファイヤーパフォーマンス集団の「かぐづち」が、ファイヤーダンスを披露した。メインステージでも炎の柱による演出が行われ、エキゾチックな雰囲気に包まれると、初期代表曲のひとつ「アゲハ蝶」を熱唱。会場のファンたちも「ラララ」のフレーズでシンガロングした。その後は、壮大なロックナンバー「ROLL」と、メンバーがアマチュア時代から演奏していたという「デッサン♯1」を続けて披露。懐かしさがこみ上げたところで、15周年記念メドレーとして「NaNaNaサマーガール」「サウダージ」「PRIME」など、計7曲を連続して演奏した。

 ライヴ後半では「ワンモアタイム」「ミュージック・アワー」「ハネウマライダー」と、アップテンポなナンバーで会場は大盛り上がりに。昭仁のいう「変な踊り」や「タオル回し」で、3万人のファンが一体となった。そして、ラスト1曲前、冒頭のアニメーションの続きが映し出される。主人公が森を抜けて出ると、そこは横浜スタジアムで、集まっているファンたちの姿があった。そんな粋な演出の後、昭仁は「青春花道」を歌い上げ、ステージを去っていった。

サプライズの横断幕に驚く二人。最後はマイク無しでファンに感謝の気持ちを伝えた。

 アンコールでは、11月5日リリース予定となる新曲「ワン・ウーマン・ショー ~甘い幻~」のほか、「Mugen」「ジレンマ」を披露。最後には大きな花火が上がり、およそ3時間におよぶ15周年記念ライヴは幕を閉じた……と思ったところ、再び映像がスタート。ポルノグラフィティの15年の歩みを詰め込んだダイジェストの後、サプライズ映像が流される。テロップの合図で、会場に集ったファンは「15周年おめでとう!」と、二人に向けて祝福の声をかけた。

 ファンと一体となるパフォーマンスで、大いに盛り上がった今回の15周年記念ライヴ。ファンにとってはもちろん、メンバーにとっても思い出深いイベントとなったに違いない。

(文=松田広宣)

■リリース情報
『俺たちのセレブレーション』
発売:9月3日
初回限定盤(DVD付き):¥1,481+税
通常盤:¥1,204+税

〈収録曲〉
1. 俺たちのセレブレーション
2. 365日
3. スロウ・ザ・コイン

■関連情報
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