平野綾、“お騒がせ娘”から大成長!? 新アルバムが充実の仕上がりに

 平野綾が2月22〜23日の2日間限定でツイッターに復帰し、2月19日に発売した約4年ぶりとなるオリジナルアルバム『vivid』をファンとともに視聴した。

 平野綾は、22日の23時前に「もしも〜し?Twitterの皆様お久しぶりです!あと3分程でTwitter一斉視聴会始まるよ!」と、ツイートを開始。その後、「RIOTが大人になってLogicになりました(笑)」と、かつての代表曲のひとつ「RIOT GIRL」と、新アルバム収録曲の「Logic Girl」を比較することで、自身の成長をアピールしたり、ファンからの「綾ROCKも好きだけど、あーやのバラードが大好き」というツイートに対し、「最近やっとバラード歌えるようになったの!そう言ってもらえると嬉しい!」と返すなど、楽曲を通してファンとの交流を深めた。

 平野綾は2006年、声優としてテレビアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の涼宮ハルヒ役を演じ、大きく知名度を上げた。また、歌手としての活動も長く、2003年には伊藤彩華、吉田有希とともに音楽ユニット・Springsとしてデビュー。その後、2006年にはシングル『Breakthrough』でソロ活動を開始。アニメファンの支持もあり、一定の人気を集めてきた。いっぽう、歯に衣着せぬ発言でツイッターが炎上することも少なくなく、2013年5月22日にはツイートを終了している。

 まさに「RIOT GIRL」の名にふさわしい一面も持っていた平野綾は、今作ではどのような音楽的成長を遂げたのか。ポップミュージックや声優に詳しいライターの田口俊輔氏は、彼女の表現の変化について、次のように語っている。

「デビュー初期の彼女はロック的な要素の強い楽曲が多く、張りのある声が魅力的なシンガーでした。自らが表現したいことが明確にある感じで、ともすれば“演じている感”が出てしまいがちなプロダクションの中でも、自分らしさを失っていなかったと思います。ただ、勢いまかせで一本調子なところも少なからずありました。ところが最近は歌唱法がだんだんとテクニカルになり、表現の幅が広がってきた印象を受けます」

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