MacBook Pro 2018登場! 搭載可能RAMが増え、5Kにも対応ーー果たして買い替えるべきか?

MacBook Pro 2018登場

 数日前に突如、MacBook Proの新作である2018年モデルが発表された。この記事では2017年モデルとの違いなどを紹介しながら、はたして乗り換えるべき商品であるのかどうか、といった点について考察してみたい。

搭載可能RAMが2倍に

 MacBook Proはその名の通りプロ向けの製品のため、ノートパソコンとしては多めの16GBまでRAMを搭載可能だった。だが、映像を大量に扱うYouTuberなどの映像クリエイター、3Dデータを扱う現場では16GBでも不足することが度々あり、より大容量のRAMを搭載できるようにして欲しいとの要望があった。

 2018年モデルではその要望に応え、15インチモデルではRAMを最大32GB搭載可能になった。13インチモデルは2017と変わらず、16GBまでとなっているので、より大容量なRAMが必要なユーザーは15インチへの買い替えを検討する必要があるかもしれない。さらに、速度も大幅に向上し、DDR4 2400MHzメモリーを搭載。以前よりも、最大2.8倍も高速化しているというのだから驚きだ。

CPUがより高性能に

MacBook Pro 13インチ シングルコア性能グラフ
MacBook Pro 15インチ マルチコア性能グラフ

 13インチ Touch Barモデルは、2017年モデルのIntel 第7世代 Core i5よりも高速な、Intel 第8世代 Core i5が搭載され、2コアから4コアへとコア数が増加した。さらに、オプションでCore i7に変更することも可能だ。

 性能の指標である、ベンチマークのスコアを見るとシングルコア性能は大きく変わりはないのものの、マルチコア性能では大きく差が開いている。マルチコアに対応したアプリケーションであれば処理が約1.8倍ほど度速いということになる。

MacBook Pro 15インチ シングルコア性能グラフ
MacBook Pro 15インチ マルチコア性能グラフ

 15インチ Touch Barモデルは、2017年モデルのIntel 第7世代 Core i7よりも高速な、Intel 第8世代 Core i7が搭載され、4コアから6コアへとコア数が増加した。さらに、オプションでCore i9に変更することも可能だ。

 グラフを見るとこちらもシングルコア性能は大して変わりないが、マルチコア性能は約1.4倍に上昇している。これにより、動画編集や書き出し、3Dデータの編集、アプリ開発などのパワーが必要な作業をより快適にこなすことができるようになった。今までのMacBook Proで性能不足を感じていたのであれば、買い替えはアリだ。

※グラフはGeekBench 4のブログより引用
URL:https://www.geekbench.com/blog/2018/07/macbook-pro-performance-july-2018/

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる