MacBook Pro 2018登場! 搭載可能RAMが増え、5Kにも対応ーー果たして買い替えるべきか?

MacBook Pro 2018登場

最大4TBのSSDを搭載可能に

 2017年モデルでは13インチが最大1TB、15インチが最大2TBまで搭載可能だったが、2018年モデルでは13インチが最大2TB、15インチが最大4TBまで搭載可能となり、2倍の容量を搭載可能となった。クリエイティブな仕事をしているヘビーユーザーにとっては嬉しい変更だ。また、512GB以上のSSDに関しては従来のMacBookやノートパソコンよりもより高速にアクセスが可能で、4.9GBのデータを2秒で転送できたという検証結果も出ている。4.9GBと言うと、DVD1枚分、音楽データ(mp3 320kbps 1曲4分計算)でいうと約510曲分にあたる。これだけ大量のデータを2秒で転送可能というのだから、驚きだ。

Hey Siriに対応

 iPhoneやiPadには以前から搭載されいてる機能「Hey Siri」にも対応した。この機能はSiriをハンズフリーで呼び出す機能で、「Hey Siri」と呼びかけるとSiriが起動する機能だ。MacBookも以前からSiriには対応していたが、ハンズフリーでの起動には対応していなかった。2018年モデルのTouch Barモデルではハンズフリーでの起動に対応し、呼びかけるだけで簡単にSiriを利用可能になった。

Apple T2チップでよりセキュアに

 iMac Proにも搭載されていたApple T2チップがMacBook Pro 2018に搭載された。このチップはセキュリティを司るチップで、セキュアブートやストレージの暗号化などのセキュリティに関することを担当している。これにより、よりセキュリティに強くなったということだ。このチップは「Hey Siri」を実現するためにも使われており、今後、MacBookやiMac、Mac Proへの搭載が増えるのではないだろうか?

eGPU(外付けグラフィック)に対応


 2017年モデルに比べると大幅にスペックアップしたMacBook Proだが、さらにeGPUにも対応した。Apple公式ストアにBlackmagic eGPUが登場し、外付けすることで更にグラフィック性能を強化することができる。eGPUに対応していないアプリケーションでは力を発揮できないが、対応しているアプリケーションであればMacBook Pro単体よりも、さらに強力なグラフィック性能を手に入れることができる。税別89,800円と決して安くはないが、家でもMacBookを利用するヘビーユーザーなどにはおすすめだ。

 Radeon Pro 580グラフィックプロセッサが搭載されており、MacBook ProとThunderbolt 3で接続することで5Kディスプレイへの出力などもサポートする。MacBook Pro単体でも5Kディスプレイへの出力へ対応しているが、5Kディスプレイ2枚への出力には対応していない。5Kディスプレイ2枚へ出力したい場合や、よりグラフィック性能を必要とする作業をする場合は購入して損はない。

バタフライキーボードは第3世代へ

 2017年モデルで不評だったバタフライキーボードは第3世代へと変更された。バタフライキーボードは採用当初から賛否両論だったが、第2世代が搭載された2016年モデルでは故障率が高く、集団訴訟を起こされるほどだった。故障の原因はバタフライキーボードの構造が悪いとされ、これを変えなければ改善されないと言われていた。

 さらに2017年モデルでもバタフライキーボード問題は改善されず、ユーザーは頭を悩ませていたが、2018年モデルでは第3世代のバタフライキーボードへ変更となり、構造を改善したとのこと。発売されたばかりで、耐久性はまだわからないが、バタフライキーボードを理由に2016年モデルと、2017年モデルを見送っていたユーザーには朗報ではないだろうか?

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