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濱田岳、個性派俳優としての非凡な才能 チャーミングかつトボけた役柄の魅力を探る

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 2015年は『予告犯』など4本、2016年は『ヒメアノ~ル』や『世界から猫が消えたなら』など5本の映画に出演した濱田岳。その他、テレビドラマでは『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~』で主役、CMでも個性的なキャラクターを演じ、視聴者に強い印象を与えている俳優だ。

 そんな彼の最新作が映画『本能寺ホテル』。織田信長の近習・森蘭丸をコミカルかつ印象深く演じている。主役でも、脇役でも強い存在感を発揮しつつ、決して邪魔にならない。作り手にとっては非常に頼もしい存在だ。

 小柄で愛嬌があり、舞台挨拶等では、先輩・後輩問わず可愛がられるキャラクターでありながら、意外と毒舌だったり、リップサービスをしたりと、さまざまな表情をみせる濱田。基本的にいじられキャラがよくはまるが、トボけた仕草からみせるいじらしさや毒々しさ、一見、「濱田のイメージとは違うでしょう」と思われる既存のキャラクターを自分のものにしてしまう演技力は目を見張る。

 近作でいえばドラマ『信長協奏曲(コンツェルト)』で演じた徳川家康は、教科書等で語られている家康像とは全くかけ離れていながらも、劇中では完全に“濱田家康”になっており「家康ってこんなだったのかもしれないな」と一瞬感じてしまうような説得力があった。そして出番が少ないながらも、大好評を博した。

 また『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~』では、映画シリーズで西田敏行が演じていたハマちゃんの新入社員時代を演じたが、キャスト発表当初「イメージが違うのでは」という意見があがっていたが、放送が開始されると絶賛の嵐。こちらも、濱田ならではのハマちゃんを見事に演じ切った。

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 『本能寺ホテル』では堤真一演じる織田信長の近習である森蘭丸に扮する。蘭丸といえば、信長が寵愛するほどの美少年というイメージが強いが、そんな役柄を濱田が演じると、なんともチャーミングかつ、トボけた人物へと様変わりする。とにかく「ちょっとイメージとは違うかな」と思わせるキャラクターでも、濱田は「そういう人だったのかな」と思ってしまうぐらいキャラクター付けがうまい。

 『本能寺ホテル』でメガホンをとった鈴木雅之監督は、濱田について「物語のなかで、キャラクターを作っていく必要があるとき、彼は最高です。同世代の俳優のなかでも、個性的という意味では群を抜いている」と絶賛。一方で、キャラクターを際立たせるということは、作品のトーンを壊してしまう危険性もあるのだが、濱田の場合、そういった心配がないという。鈴木監督以外にも、『釣りバカ~』の朝原雄三監督や共演した西田も、濱田の存在感を賞賛しており、『3年B組金八先生』で共演した武田鉄矢が、当時から濱田の才能を見抜いていたことは有名な話だ。

      

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