>  >  > ジャニーズ映画3本、それぞれの役どころ

嵐・二宮和也、キスマイ・玉森裕太、V6・森田剛……主演映画から占う、演技キャリアの今後

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 歌やダンス、舞台やバラエティ番組など、あらゆるエンターテイメントに挑戦し続けるジャニーズにとって、俳優としての才能は重要な資質のひとつだろう。演技力に優れたメンバーは、映画において活躍し、ときに優れた作品にもその足跡を残している。その役どころには、当時のスタンスやポジションが色濃く反映されており、ジャニーズファンにとっては興味深いところだ。そこで本稿では、ジャニーズメンバーが主演を務める3本の映画を紹介するとともに、その役どころからそれぞれのキャリアに迫りたい。

kis-My-Ft2・玉森裕太『レインツリーの国』

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(C)タナカケンイチ

 kis-My-Ft2・玉森裕太にとって、初主演の映画となるのが、11月21日から公開されている『レインツリーの国』だ。同作は、有川浩の同名小説が原作となった作品で、『図書館戦争』シリーズに連なる恋愛ストーリー。玉森裕太は主人公・向坂伸行として、ブログをきっかけに知り合った難聴の女性・人見利香(西内まりや)と、儚くも美しい純愛を育む。

 玉森裕太はKis-My-Ft2の中でも特に人気の高いメンバーで、甘いマスクと天然ともいえる可愛らしいキャラクター、そして非常な努力家であることでも知られている。本人曰く、「天才じゃないオレは一生努力しないといけない」(『QLAP!』10月号より)とのことで、その演技には抜きん出た特性があるというわけではないものの、持ち前のフラットな感性とたゆまぬ努力によって幅広い役柄を演じてきた。あっさりとした性格のイケメンはとくにハマり役で、花のあるタイプの役者といえよう。『信長のシェフ』で主演を果たし、多くの女性ファンに恵まれたことが、俳優としてのキャリアに勢いをつけた。

 今作『レインツリーの国』では、関西弁に挑戦しているのが面白いところだ。そのイントネーションには賛否両論あるようだが、精一杯演じていることが伝わる好演でもあり、初主演映画ならではのフレッシュさが際立っている。恋愛シーンは、バラエティ番組の『キスマイBUSAIKU!?』で慣れていることもあってか、ごく自然に好感を抱かせる。

 今後しばらくは、アイドルらしく恋愛ものを中心に活躍してくれることを期待したい。

嵐・二宮和也『母と暮らせば』

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(C)タナカケンイチ

 2006年に『硫黄島からの手紙』でジャニーズ初のハリウッドデビューを果たし、その演技が高く評価されて以降、ジャニーズNo.1の演技派として知られる嵐・二宮和也。すでに役者としての地位を確立している彼の最新出演作が、2015年12月12日に公開される山田洋次監督の『母と暮らせば』だ。

 同作は1948年の長崎を舞台に、助産婦をして暮らす伸子(吉永小百合)の前に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二(二宮和也)がひょっこり現れ、ふたりで奇妙ながら温かい時間を過ごすという物語。吉永小百合は息子役となる二宮をたびたび絶賛しており、11月22日に行われた完成披露試写会では、「監督から難しい注文が出るんですが、ひょっと受け止めて、次のテストではできちゃう。軽やかでリズム感がいい。男性ですが、フェアリー(妖精)のように演じられる」(中日スポーツ)と、その才能に改めて敬意を示していた。

 注目すべきは、やはり“息子役”であるという点だろう。これまで二宮は、2005年に放送された倉本聰ドラマ『優しい時間』(フジテレビ)や『拝啓、父上様』(フジテレビ)でも、難しい親子関係を演じ、俳優としての評価を高めてきた。今作ではすでに死んでいる息子という設定だが、二宮であればうまく演じてくれるだろう。しかし、年齢的な面で考えると、息子役を務めるのはこれが最後になるかもしれない。

 『弱くても勝てます 〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜』(日本テレビ)で高校球児たちを導く教師役を務めた際は、好演したものの、家族ドラマほど高い評価を得ることはなかった。“大人”の役柄をどうものにしていくかが、俳優・二宮和也の今後のテーマといえるかもしれない。

     
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