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江口洋介や本木雅弘らアラフィフ俳優の魅力とは? 『天空の蜂』役柄から考える

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 昨今は、西島秀俊(44)や、大泉洋(42)や、長谷川博己(38)など、アラフォーの俳優の主演作に注目が集まることが多く、ネットのニュースでも注目を集めることが多い。しかし、その上の世代、アラフィフの俳優たちは、どんな活動をしているのだろうか。

 9月12日から公開の東野圭吾原作の『天空の蜂』には、江口洋介(47)や本木雅弘(49)などのアラフィフ俳優と、綾野剛(33)、向井理(33)といったアラサー俳優がメインキャストとして出演していて、アラフォー世代はほぼ出演していない。しかし、この映画を見ると、アラフォーとアラフィフの担う役割が違うことに気づかされる。

 CMでも顕著だが、昨今のアラフォー俳優というのは、ちょっと頼りなげな中間管理職を演じることが多い。例えば、「JT Roots」の竹野内豊の、失敗するとすぐに凹んでしまう上司や、西島秀俊の「日清ラ王」の妻にラ王を食べたいと言えない夫、「ダイハツムーヴ」で小松奈々に冷たくあしらわれてしまう長谷川博己の姿などを思い出すと、イメージできるだろうか。

 対して、アラフィフは「まだまだ現役」とばかりに、ちょっとギラギラした部分を残す役を演じることが多い。本木雅弘の「トヨタ アルファード」のCMのロケ地は、第一弾が高層ビルが立ち並ぶドバイで、第二弾は欲望と情熱の街、ブエノスアイレスであった。ブエノスアイレス編では北川景子とタンゴを踊り、まだまだ大人の色気が顕在であることを匂わせる。ちなみに、このCMのキャッチコピーは「高級車をヒーローに。」である。また、「トヨタ マークX」のCMの佐藤浩市(54)もまた、女性の部下から「ずっと部長の部下でいること、でしょうか」と告白され、「無理言うなよ……」と困った表情を見せるシーンへと続く。

 それは、彼らの年代の社会的な役割ともリンクしていて、そのために、映画やドラマで求められる役も変わってきているのだろう。アラフィフ俳優は、人に頼られるとますます頑張れるし、かっこもつけられる役を演じられる。かっこつける自分を、自分でつっこんでしまったり、ヒーローに憧れる気持ちはあるけれど、それはしゃらくさいと思っているアラフォー俳優にできる役とはまた違うのだ(個人的には、同年代のため、そういうアラフォー世代の気持ちのほうがしっくりくるが)。

     
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