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『TVアニメ 「働くお兄さん!」 Music Selection 履歴書 01』インタビュー

DearDream×R・O・N×高嶋監督が語る、『働くお兄さん!』音楽制作の裏側

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 TVアニメ『働くお兄さん!』の劇伴と主題歌を収録した『TVアニメ 「働くお兄さん!」Music Selection 履歴書 01』が、4月25日にリリースされた。同作は擬人化された動物(獣人)のキャラクターたちがアルバイトの職場を舞台に繰り広げるコメディドラマで、DearDreamのメンバーが多数出演するほか、毎回豪華なゲスト声優との絡みも見ることができる。

 リアルサウンドでは今回、主演の茶トラ沢タピオとロシ原クエ彦を演じたDearDreamの富田健太郎と溝口琢矢に加え、同作の監督を務める高嶋友也氏と音楽を担当したR・O・Nの座談会を行った。富田と溝口が語る演技や主題歌についての話や、高嶋氏とR・O・Nを交えた劇伴についてのトークなど、話題は多岐にわたった。(編集部)

「“仕事”というより“癒し”」(富田)

ーーかわいらしいキャラデザインが特徴的な『働くお兄さん!』ですが、高嶋監督はどういう狙いを込めてこのような絵柄を採用したのでしょうか?

高嶋友也(以下、高嶋):以前ホラーアニメを作っていたので、『働くお兄さん!』も元々のキャラデザインはそれを引きずったような、ちょっと劇画っぽい感じだったんです。そこから20パターンくらい変遷がありましたが、最終的には、女性の視聴者が多いということで、お客さんが一番喜んでくれるような絵柄を突き詰めたらここに至りました。

左から、高嶋友也監督、富田健太郎、R・O・N、溝口琢矢。

ーー演技面については、監督から富田さんと溝口さんにはどのようなイメージを伝えましたか?

高嶋:配役は、オーディションでキャラクターの合っている人を選んだんです。富田さんはアレンジ力や振り幅がすごくて、オーディションでも外人風とか、こちらが頼んでもないのにやってくれる(笑)。いい意味で空回りしているところがタピオの元気良さに通じるかなと思い、彼にお願いしました。クエ彦はその逆で、クールで安定感のあるところがイメージと合っていました。演技指導としては、「猫らしくして」とか言いましたよね?

富田健太郎(以下、富田):はい。セリフには、「ニャー」といった鳴き声はなかったので、その代わりにどう猫っぽく演じるかは考えました。タピオの場合、愛らしくて天真爛漫に演じることで猫感を出そうかな、とか。

溝口琢矢(以下、溝口):クエ彦は口数が少ない方ですが、猫はツンデレなイメージがあるので、そういうところも表現できたらなと思って演じていました。

富田健太郎(左)とR・O・N(右)。

ーー本作はオリジナルアニメですが、富田さんは以前出演された漫画原作アニメ『ボールルームへようこそ』の時と比べて、演じやすさなどに違いはありましたか?

富田:原作モノだと、ファンの方の中で、自分が想像したキャラの声が出来上がっていると思うんです。でも、オリジナルだと僕の声がそのままキャラクターの声になるので、そこまでプレッシャーはなかったです。

溝口:最初から、すごく自由な感じだったよね。

ーーアドリブなども入っていたり?

高嶋:かなり入ってます。自由に演じてもらって、その中で面白いものがあればどんどん採用する形でやっていました。それですごくキャラクターが膨らみました。

溝口:特にタピオはアドリブが多かったですよね。僕は、アドリブを入れるというよりは、合間合間で締めることを意識していました。

高嶋:クエ彦は口数の少ないキャラクターですからね(笑)。

ーー溝口さんは、『ドリフェス!R』以降初の声優出演ということで、最初は緊張されていたとか。

溝口:声優経験がドリフェス!だけですし、ファンのみなさんにも「低い声=及川慎」というイメージが強くついていたと思うんです。そこを払拭したいわけではないんですけど、「違うキャラクターもできるんだよ」と、しっかり示さないとなと思っていました。でも、やっぱり難しかったですね……。地声がそれほど低くないので、演技の際にも意識が必要だなと改めて感じました。

R・O・N(左)と溝口琢矢(右)。

ーー今回演じていく上で、何か掴めたものはありましたか?

溝口:周囲には、第7話の水族館に行くシーンで、妹を肩車している時の演技が良かったってよく言われました。今まで演じたことのなかった、お兄さん的な立ち位置がハマっていたのかな。

ーー本作のアフレコは、DearDreamのライブツアー『ユメノコドウ』と同時進行でしたが、ステージに立って歌う仕事と声優の仕事、どのように意識を切り替えていましたか?

富田:僕は『働くお兄さん!』の世界観がめちゃくちゃ好きで、いつもすごく癒されてたんです。だから、お仕事というよりも癒されに行っているような感じでした。

溝口:何かひとつに集中しているよりも、別のものに関わることで両方が息抜きになって、より集中力が増すという側面もあると思うんです。頭でカロリー消費をするのはアフレコの方が多いんですけど、体のカロリー消費はライブの方が多い。なので、意識してベクトルを変えるというより、そもそも使っている部分が違うって感覚でした。

富田:確かに! 琢矢うまいこと言った!

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