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『オネエスタイルダンジョン』ファイナル潜入! 二丁目で育んだ“HIPHOPとゲイカルチャーの融合”

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最終戦はyasco.×オナン・スペルマーメイド


 最後の試合のチャレンジャーは第1回目から参加しているyasco.。これまでの試合でもチカコ・リラックスに「そのボロボロのウィッグ、あたしが買ってやろうか」などクリティカルヒットを放って奇跡の勝利を掴んできた。オネエスタイルダンジョン皆勤賞のyasco,に会場からも「ヤスコー!」と声援が上がる。そしてモンスターのオナン・スペルマーメイドに「yasco.人気凄いわね。あたしこの人と戦うのもうこの時点でやだ」と言わしめるほどだった。

 そんなyasco.だがオナン・スペルマーメイドを前にして緊張でいつになく声がうわずっているのが見ていてわかった。だが彼女は果敢にも「歓声ありがとう! 第1回から参加して仲間も沢山できた。みんなオネエの人たち超良い人たち!」と二丁目への感謝のラップをし始めた。しかしオナンは「セブンイレブンのおでん最近食べた? セブンイレブンのおでんって食べるものじゃないのよ。×××するものなのよ」とここに書くのも憚れるエログロワールドを展開して歓声を掻っ攫ってしまう。「そういう二丁目で学んだ事、女かもしれないけど活かしていきたい。いつか何かに還元したい。そんな気持ちでやってる。あたしだって信念持ってる」とyasco.がアンサーするとオナンが「あんたのこと見直した」とyasuko.を認める発言をするが「でもあたし、あんたと戦わない。だってあたしもう勝ってるもん」というクリティカルヒットを放って勝負は終了。やはりモンスターの勝利となったが、「オネエスタイルダンジョンを一番愛しているチャレンジャーが最後のトリを飾ってくれました」とshowgunnがコメントするとヤスココールが再び沸いた。

 いつまでも会場の熱気は冷めず、DJ色彩が贈るDJタイムにそれぞれに酒を飲んで踊っていた。本当に終わるのが惜しまれるイベントだった。

 2017年は新宿二丁目にとってHIPHOP元年となった。オネエスタイルダンジョンが人気イベントとなり、西新宿パンティーズが新曲をリリースした。新宿二丁目ALAMAS CAFEで開催された「日本語ラップナイト」では人気ラッパーの狐火がライブを披露した。HIPHOPという音楽を通して多くの人々がゲイカルチャーの楽しさを知ってくれた。オネエスタイルダンジョンはこれで幕を下ろすが、遊びに来た客は「昔ね、オネエスタイルダンジョンってとっても楽しいイベントがあってね」といつか思い出話に花を咲かせるに違いない。今後もHIPHOPを愛する気持ち、そしてゲイカルチャーを愛する気持ちは皆の心に残っていくことだろう。

(写真=りきまる

■鼎
日々HIPHOPの現場に乗り込んでるゲイライター。
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