エビ中・中山莉子が語る、初めての写真集への喜び 「写真で表現することは楽しい」

中山莉子、初写真集の喜びを語る

 アイドルグループ・私立恵比寿中学(通称エビ中)の出席番号12番、中山莉子がファースト写真集『中山莉子の写真集。』を自身の17歳のバースデーである、10月28日に発売する。

 エビ中メンバーとしては、陽気な天然キャラであり、トークで笑いをさらっていく場面もよくみかけるチャーミングな“りったん”として、ソロでは雑誌『LOVE berry』のレギュラーモデルを務め、小・中学生女子の憧れ的存在として、活躍の場を広げている。

 今回の写真集は、すべての撮影をロシア・ウラジオストクで行った。はじめての旅に緊張する表情から、シックなドレスに身を包んだ大人びた顔、朝起きたてのすっぴん顔など、16歳のありのままの今、その素顔を刻んでいく。彼女が写真集に込めた想いや、実際の撮影現場でのエピソード、さらには、これからの夢や11月に発売されるエビ中の新シングル『シンガロン・シンガソン』についてまで、たっぷりと話を聞いた。(梅原加奈)【※最終ページにはチェキプレゼント企画あり】

1年前のノートにメモをしてあった

ーーエビ中としては、これまでに、廣田あいかさんがフォトブックの『am Tokyo Girl’s Way』を出していて、さらに、柏木ひなたさん(『ひなた日和』)や星名美怜さん(『MIREITOPIA』)がソロ写真集を出しています。莉子さんもソロで写真集を出すよ、と言われた時、まず最初はどう思いましたか?

中山莉子(以下、中山):やったーーーーー! きたーーーーー!って(笑)。


ーーははは。うれしかった?

中山:もちろん! でも、道を歩いている時に、すっごくさらっとマネージャーさんに言われて。しかも、それがエビ中のメンバー全員や大勢のスタッフさんがいる現場だったから、大きな声が出しにくかった(笑)。あんまり、弾けては喜べなくて。小さくガッツポーズしました。

ーー写真集を出すことは目標のひとつだった?

中山:そうです! なんかちょうど1年前のノートにそういうメモがしてあって。あ、私、すっごいメモ魔なんです。

ーーやってみたいことをたくさんメモするって、前に聞いたことがある。

中山:はい。その時、ひなたちゃんの写真集を見ながら自分で出せるならこういうのがいいなとか考えていたんだと思います。それが1年後に叶ったんだから、本当にびっくりしました!


ーーどんな写真集がいいなって思っていたんですか?

中山:白いワンピースを着たいって思っていました。お母さんからは『LOVE berry』みたいな若くてモリモリでピチピチしたのがいいよ!って言われていたんだけど(笑)。私的には、もっとナチュラルメイクでふわっと自然体な感じがいいかなって。

ーー実際に、白いワンピースは着ることができた?

中山:着られました! 緑の中で撮影して。すごく素敵な感じです。3年くらい前に雑誌の撮影で、こういうナチュラルな感じのやつがあって。その時の自分が自分でもびっくりするくらい、いい感じだったから(笑)。あれをまたやりたいってスタッフさんにお願いしました。

 ああ、私は船に乗せられるんだって……

ーー撮影は、ロシアのウラジオストクです。莉子ちゃんはウラジオストクって場所、知ってた?

中山:知らなかった!

ーー普通、なかなか思いつかない場所かもしれない。

中山:はい! だから、撮影が決まって、どんなところだろうって調べたら、海に船がたくさん浮かんでいる写真がいっぱい出てきて。ああ、私は船に乗せられるんだって……。

ーーいや、違うでしょ。

中山:はい(笑)。行ってみたら、いろんな場所がありました。大きな街もあったし、車で1、2時間かけていくと素朴な田舎町もあって。すごく素敵な場所でした。

ーー莉子ちゃんは海外へ行くのは何回目?

中山:5、6回目かな?

ーーあ、じゃあ慣れた感じでした?

中山:いやいやいや! ソロでいくのは初めてだし、これまでは台湾とか韓国とか、家族でグアムとか、アジアとリゾートにしか行ったことなかったので。ヨーロッパは初体験。しかもロシアって正直、ちょっと怖いイメージもあったから。ドキドキしていました。


ーー撮影は3泊4日で。今年の春ツアーの合間に行ったそうですね。街の印象はどうでした?

中山:朝早くから夜遅くまでずっと撮影で、あっという間の4日間でした。街は、すっごく絵になる! 素敵でした。田舎も日本の田舎の感じとはまた違うんですけど、安心する感じ。森があって、木がいっぱいあって、四葉のクローバーがたくさんみつかって。

ーーそして、シベリア鉄道にも乗ったんですよね。

中山:はい。私にとって歴史的瞬間でした。

ーーおお!

中山:この写真集がなければ、絶対に乗ってないし、日本人でも10代でシベリア鉄道に乗ったことがある人は少ないはず。だから、とってもいい記念になりました。でも、実はこの時、すごく胃もたれしてて……。

ーーえ、胃もたれ!?

中山:シベリア鉄道の前に、古いお屋敷で撮影をしていたんです。そこの家主のおばさまがすごく私たちを歓迎してくれて。紅茶とイチジクのパイとかピロシキとかたくさんだしてくれて……。

ーーそれをいっぱい食べちゃった?

中山:なんか、全部食べないと撮影させてもらえないんじゃないかって思って。すっごく美味しかったんですけど、出してくださったボリュームもすごくて(笑)。がんばって詰め込みました。そしたら、人生初の胃もたれが!

ーー人生初のシベリア鉄道は、人生初の胃もたれでもあったんだ(笑)。

中山:でも、美味しかったですよ!

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