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三浦大知、なぜアーティストからも支持される? ドリカム提供曲「普通の今夜のことを」から考察

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 9月18日に放送された『ミュージックステーション ウルトラFES』(テレビ朝日系)においてSOIL&”PIMP”SESSIONSとともに「Cry & Fight」のコラボレーションを披露した三浦大知。ピアノとトランペットが引っ張るジャジーなサウンドに生まれ変わったこの曲を流麗に歌いこなしたかと思えば、サビの後にはダイナミックさと繊細さが同居するソロダンスを見せつけ、そこからダンサー4人とのシンクロダンスに突入するなど、彼のポテンシャルが存分に発揮されたステージだった。打ち込みのビートに生楽器が絡み、そこに三浦大知のフィジカルな魅力が上乗せされたこのセッションのインパクトは、10時間という長丁場で行われた番組の中でもトップクラスのものだったと言っていいだろう。

「普通の今夜のことを - let tonight be forever remembered -」

 テレビ番組でのセッションというのは、今の日本の音楽シーンにおいてユニークな表現の生まれる場所としてより重要度を増している。三浦大知はここ数年のそんな流れと非常に親和性の高いアーティストである。アーティスト同士のセッションを前面にフィーチャーしたフジテレビ『水曜歌謡祭』に常連として出演し、同局の『FNS歌謡祭』では数多のセッションをこなしてきた。昨年末に放送された同番組におけるMIYAVIとの「Cry & Fight」が大きな話題を呼んだのも記憶に新しい。また、今年の7月に放送された『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)では坂見誠二やRADIO FISHのメンバーと即興ダンスを披露していたが、短い時間で振り付けを考える際のとても楽しそうな様子が印象的だった。

 テレビ番組のセッションにおいて求められるのは、一発勝負的な瞬発力である(特に『FNS歌謡祭』『ミュージックステーション』のような生放送の番組であればなおさらである)。普段とは異なる環境において、ノーミスのパフォーマンスを行わなくてはならない。そんな状況下において、ダンス、歌ともに高いスキルを併せ持つ三浦大知が重宝されるのは、ある意味では自明とも言える。メディア露出が急速に増え始めたここ最近よりもずっと前から、彼のスキルは多くの同業者から羨望と尊敬の眼差しを浴びていた。多数のコラボレーションに三浦大知が引っ張り出される最近の風潮は、そう言った評判にテレビが追いついたという説明の方が正確かもしれない。

 また、同時に着目したいのが、彼のミュージシャンとしての足跡である。もともとはFolderで自分以外の人が作った楽曲を表現するところからキャリアをスタートし、楽曲制作に関わるようになった今でもコライトの形で他のアーティストと絡むことも多い。「1人でこもって何かを作り上げる」より「チームで一つのアウトプットを組み上げていく」というスタンスが彼の中にインストールされているのだろう。外から見えるハイレベルなスキルとコラボ慣れした内面のスタンス、その双方が三浦大知を様々なセッションの場に向かわせている(それに加えて、テレビ番組のトークなどで垣間見える人柄の良さも大いに関係しているように思える)。

 これまでテレビ番組や楽曲制作において様々なコラボを経験してきた三浦大知。9月27日に配信限定でリリースされる「普通の今夜のことを - let tonight be forever remembered -」でのコラボ相手は、DREAMS COME TRUEである。作詞作曲をDREAMS COME TRUEが手掛け、その曲を三浦大知が歌う。彼への注目が高まりつつあるタイミングで、超大物と真正面から向き合ったコラボレーションが実現した。角度は違えど、海の向こうのダンスミュージックをいかに日本のポップスに落とし込むかということを腐心し続けているこの2組。相性が良くて当然の組み合わせである。

      

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