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わたしのねがいごと。が奏でる、エバーグリーンな音楽 “優しさと強さ”を持つ歌声に注目

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 女性3人組ユニット、“わたしのねがいごと。”。今年3月に初のインディーズ全国流通盤『あめつぶ』をリリースしたばかり。2014年に大学の軽音部をきっかけに、ろみ(Vo)とひかる(G・Cho)の二人で結成、翌年にちほこ(Key)を迎え、現在の体制になった。東京・下北沢を中心にライブを行い、数々のイベントにも出演。ロッキング・オン主催の『RO69JACK 2015 for COUNTDOWN』で入賞経験もある、期待のニューカマーだ。

わたしのねがいごと。「あめつぶ」

 そして、6月17日には二度目となるワンマンライブを東京青山・月見ル君想フにて行う。わたしのねがいごと。とは、いったいどんなユニットなのか。開催が直前に迫る今、本人への取材をもとに、彼女たちの音楽性や楽曲制作、そして来たるワンマンライブや今後の活動について、紐解いていきたい。

 ボーカル、ギター、キーボード。バランスよく配置されたそれぞれの音は、寄り添いあいながら優しく響くことで、お互いの音を引き出している。ボーカルユニットやバンド形態とは異なる彼女たちの楽曲の世界観を大きく形作っているのは、ろみの“声”そのものだろう。現在発表されている楽曲は、3人によるオーガニックなサウンドが中心となっており、メロディと歌を何よりも大切にしていることが伝わってくる。

『Shimokitazawa SOUND CRUISING』(5月27日開催)でのライブの模様

「普段聴いている音楽は3人とも違うのですが、グループとしての方向性は共有していて、“癒し”や“強くて優しい”というコンセプトをもとに曲を作っています。ろみの歌、優しい声が特徴的なので、それが活きる音楽にしたい、というのは3人が共通して考えていることです」(ひかる)

 作詞作曲を務めるのはろみだ。ボーカリストとしてステージに立ち、楽器は持たない彼女は、鼻歌やメロディを口ずさみながら曲を作っていくという。

「楽器はギターを少し弾けるくらいなので、楽器は基本的には使わずに、鼻歌や口ずさんで曲を作っていきます。メロディと言葉が一緒に出てくることがほとんどですね。思いついた時にワンフレーズだけでもスマホで録音して、それを聴き直しながら次の展開を考えて、曲全体を作っていきます。これを世に伝えたい!というきっかけで歌詞を書くというよりは、頭の中にあるイメージや景色をどうまとめよう?と思って、作り上げていきます」(ろみ)

ろみ

 ろみが書く歌詞もまた、楽曲のムードと調和するようにひとつのストーリーが構築されている。ひかるとちほこは、ろみからもらった仮歌をもとに音を当てはめ、曲を完成形に導いていく。

「ろみが作る曲は、強いメッセージ性があるというよりは、生活のなかに溶け込むようなことを歌っていて。聴いている人ひとりひとりが想像できる余白を残した曲だと思うので、私もそのイメージを大事に、どう音を足していくか考えています」(ちほこ)

「ろみの歌詞はハッとする言葉が多くて、あえて口にしないような言葉を取り込んだりしている。こういうことは自分だけが考えてるわけじゃないんだな、と自分と重ねられる部分が多くあります」(ひかる)

ひかる

 筆者が初めてわたしのねがいごと。のライブを観たのは、5月27日に開催されたサーキットイベント『Shimokitazawa SOUND CRUISING』だ。会場はmona recordsで、新曲「あめつぶ」「まどべ」を含む全6曲が披露された。

 「あめつぶ」は、そのタイトルの通り“雨粒”を想起させる音が使われており、ドリーミーで浮遊感のあるサウンド。ライブでは、ろみの優しく、かつ、どことなく憂いを含んだ歌とひかるのコーラスが美しいハーモニーを生み、楽曲に豊かな奥行きを与えていた。一方、「まどべ」は3人で長野県・八ヶ岳に旅行に行った時に作った曲だという。弾むようなリズムが取り入れられており、わたしのねがいごと。のポップな一面が垣間見れる。この2曲は、初めてメンバー以外の編曲者を迎えて制作された楽曲だ。オーガニックな温もりを残しながらも、ひかるのギター、あるいはちほこのキーボードの印象的なフレーズがアクセントとなっている。

ちほこ

      

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