亀と山P「逆転レボルシオン」と修二と彰「青春アミーゴ」の関係は? 両曲作詞者zoppが解説

 5月26日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に亀梨和也と山下智久によるユニット・亀と山Pが出演し、「背中越しのチャンス」「逆転レボルシオン」を披露する。「背中越しのチャンス」は2人が出演するドラマ『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)主題歌。そして同楽曲のカップリング曲である「逆転レボルシオン」は、12年前の2人の期間限定ユニット・修二と彰の「青春アミーゴ」のアンサーソングとして作られた楽曲なのだという。

 同楽曲を収録した『背中越しのチャンス』は各店舗で売り切れが続出し、5月29日付オリコン週間CDシングルランキングで初登場1位を獲得(参考:http://www.oricon.co.jp/news/2091121/full/)、2人が出演した5月19日の『ミュージックステーション』にて同曲の紹介があり、放送時のTwitterでは「修二と彰」というワードがトレンド入りするなど、大きな盛り上がりを見せている。ファンのみならず、広く話題を呼んでいる「逆転レボルシオン」とはどのような楽曲なのだろうか。「青春アミーゴ」と「逆転レボルシオン」両曲の作詞を担当した作詞家・zopp氏に話を聞いた。

「これまでにも山下さんのソロ曲『抱いてセニョリータ』『口づけでアディオス』を『青春アミーゴ』の続編として書いていましたが、今回は12年ぶりに2人が揃うということでまさしく“『青春アミーゴ』のアンサーソング”となっています。僕が歌詞を書くからには他の人には書けないようなものにしようと思い、Aメロの最初に<鳴り響いた携帯>という『青春アミーゴ』の最初に出てくる歌詞と同じ言葉を入れたり、<辿り着いた><「Si」>など『青春アミーゴ』で使ったフレーズの中から印象に残っているワードを散りばめたりしています。だから、アンサーソングでありながらオマージュの意味合いも強いですね」

 「逆転レボルシオン」はAメロの最初から<鳴り響いた携帯><辿り着いた>と「青春アミーゴ」を彷彿とさせるキーワードが多く歌われており、「青春アミーゴ」と聴き比べることで楽しめる仕掛けが多い。またzopp氏は、「逆転レボルシオン」の歌詞に込めた思いも教えてくれた。

「『逆転レボルシオン』の歌詞は<裏切りや別れには/もう慣れたよ>というフレーズなどからも分かる通り、2人の境遇を踏まえて書いたものとなっています。2人ともどこか影のあるキャラクターなので、スペイン歌謡曲調のメロディやマフィアを思わせるような歌詞は彼らの雰囲気に合っていると思います」

 12年の時を経て亀梨も山下も環境の変化がありながら、活動を続けてきた。さらに長きに渡って2人が愛される理由について、zopp氏はこう考察する。

「リスナーは曲の力だけではなく、アーティストの声で心を動かされます。亀梨さんと山下さんの声は相性がとても良く、2人で歌うと上手く色が混ざって新しい色になるような印象があるので、聴き手の心に訴えかける力があるんだと思います。12年前と比べて2人とも確実に歌唱力や表現力が上がっていますが、相性の良さはあの頃と変わりませんね」

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