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BIGBANG、最高傑作『MADE』は5人ラスト作か? 新曲「LAST DANCE」のメッセージを分析

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 BIGBANGが2月15日にニューフルアルバム『MADE』をリリースする。昨年2月にリリースされた『MADE SERIES』に新曲3曲(「FXXK IT」「LAST DANCE」「GIRLFRIEND」)が追加、さらに「BANG BANG BANG」「LOSER」「IF YOU」の日本語バージョンが収録された本作は、2015年に世界各国の音楽チャートで好セールスを記録した“MADE SERIES”の完結編であると同時に、T.O.P入隊前ラストのアルバムとなる。現在のメンバー(G-DRAGON、SOL、T.O.P、D-LITE、V.I )が揃った状態で活動を再開するのは少なくとも数年はかかるはず。そう考えるとファンの間で「実質的にはラストアルバムなのでは?」という声が上がるのも無理はない。いずれにしても本作が約10年に及ぶBIGBANGの活動の集大成であることはまちがいないだろう。

 アルバム『ALIVE』(2012年3月)以来、約3年ぶりのカムバックとなった“MADE SERIES”のプロジェクトは、本国韓国で2015年5月からスタートした。5月から毎月新曲をリリース(5月「LOSER」「BAE BAE」/6月「BANG BANG BANG」「WE LIKE 2PARTY」/7月「IF YOU」「SOBER」/8月「LET’S NOT FALL IN LOVE」「ZUTTER」)。これらの楽曲は同年4月から始まったワールドツアー『BIGBANG WORLD TOUR 2015~2016 [MADE]』(韓国、日本、中国、台湾、北米、オーストラリアなど15か国・32都市で約150万人を動員)でもいち早く披露され、“LOSER(敗者)であることを運命づけられた人々”をテーマにしたバラード「LOSER」、独特の異国感と壮大なスケール感を共存させたヒップホップチューン「BANG BANG BANG」、ドープなグルーヴとノスタルジックなメロディがひとつになった「BAE BAE」などを中心に据えることにより、BIGBANGのステージは大きな進化を遂げた。ヒップホップ、EDMの世界的なトレンドに独自の解釈(アジア的なエキゾチズム)を加えたトラックも鮮烈だったが、リリックにメンバー自身の感情を反映されたことによって、メンバー個々の人間性が強く伝わってきたのだ。

 その流れは本作『MADE』に収められた3曲の新曲にもつながっている。ソウルミュージック〜R&Bのエッセンスを織り込んだヒップホップナンバー「FXXK IT」「GIRLFRIEND」のリラックスした雰囲気も印象的だが、特に心に残るのがピアノを中心としたミディアムバラード「LAST DANCE」。作曲にG-DRAGONが参加、作詞をG-DRAGON、T.O.P、SOLが手がけたこの曲には、現在の彼らの心境がストレートに反映されていると言っていいだろう。

「LAST DANCE」はこんなフレーズから始まる。

〈永遠だと信じてた愛も終わり/あんなに多かった友さえ去ってゆく/年を取って 俺は/大人になろうとしてるみたい/なぜこんなに不安なんだろう〉(訳詞)

 この背景にあるのは、活動スタートから10年を超え、大きな節目の時期を迎えているBIGBANGの現状だろう。失うものは何もなく、ただひたすら夢に向かって突き進み、アジア最高峰とも言える成功を手にした5人。しかし、ふと立ち止まってみると、そこには不安や寂しさを抱えている自分たちがいたーーおそらくはそれが、彼らの偽らざる気持ちなのだと思う。徹底的に享楽的なエンターテインメントを体現し、世界各国のオーディエンスを熱狂させてきたBIGBANGは“T.O.P入隊前ラスト”というタイミングでようやく、自らの感情を吐露することが出来たのかもしれない。

      

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