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SEKAI NO OWARIは社会にどう目を向けた? アイリッシュ・トラッド色濃い「Hey Ho」を聴く

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参考:2016年10月3日~2016年10月9日のCDシングル週間ランキング(2016年10月17日付)(ORICON STYLE)

 2016年10月17日付の週間CDシングルランキングを1位から10位まで聴いた中で、もっとも新鮮だったのは、3位のSEKAI NO OWARIの「Hey Ho」でした。これほどアイリッシュ・トラッド色の濃い楽曲がJ-POPのメインストリームにあることは驚きに値します。

 それは、SEKAI NO OWARIといえば「Dragon Night」、そしてピエロのDJ LOVE……というベタな知識しか持ちあわせていないからこその驚きでもありました。とはいえ、カップリングの「Error」や「Death Disco -remixed by melodysheep-」のエレクトロニックなサウンドと比較しても、「Hey Ho」はまるで別のバンドの楽曲ようです。

 「Hey Ho」はフィドルの音色とともに幕を開け、続いて管楽器が鳴り響きます。ボーカルとともに鳴りだすのはバンジョー。そして徐々に楽器が増えて雄大なアンサンブルを形成していきます。その感触は一貫してアコースティックです。

 実のところ、Nakajinが作曲した「Hey Ho」のメロディー・ライン自体は特にアイリッシュ・トラッドっぽくはありません。それでもアイリッシュなアレンジを加えており、3分18秒過ぎからはティン・ホイッスルが鳴り響く舞曲のパートまで始まります。その展開に、海外のアレンジャーでも参加しているのかとクレジットを見ると、編曲はSEKAI NO OWARI。彼らのアレンジ能力を甘く見ていたとすら感じたほどです。

 そして、『Hey Ho』は動物殺処分ゼロプロジェクト支援のためにリリースされたシングル。認定NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」とともに動物殺処分ゼロプロジェクト「ブレーメン」を立ちあげ、『Hey Ho』の収益を支援にあてていくといいます。つまり、SEKAI NO OWARIが社会に目を向けた楽曲なのです。

      

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