宇多田ヒカル、活動休止した理由を『SONGS』で明かす「私に求められてたものから逃れた」
宇多田ヒカルが、9月22日放送の『SONGS』(NHK総合)に出演。“大人の心を震わせる音楽番組”をコンセプトに掲げ、様々な形でアーティストの歴史を振り返る同番組で、約6年間の活動休止時期の生活や、2013年に亡くなった母・藤圭子への思いを語った。
番組は、宇多田とコピーライター・糸井重里氏の対談形式で進み、活動休止を決意した当時の思いを語り始めた。15歳にデビューした宇多田は、活動休止時に出した宣言を「今まで音楽ばかりやってきたし、流れをいったん止めたい、音楽以外のことをして成長したいという気持ちで発信した『人間活動』だった」と明かす。また、海外のカフェやレストランで働いてみたいという願望があったと話し、「本来の自分と自分のイメージだけがどんどん大きくなってかけ離れてしまって。しまいには、自分でもどんな状況に置かれているのか、自分のことなのによく分からない」という悩みを抱えていたことを明かした。宇多田は、これまでと違う生活を始めた休止直後に、「何も自分でできない人だった」と初めて気付いたと話した。