アイドルネッサンス、3年目は全国の“君の街まで” アジカンカバーも披露した2周年ライブレポ

アイルネ、2周年記念ライブレポート

 アイドルネッサンスが5月4日、TSUTAYA O-EASTにて『シブヤで2周年を感謝するネッサンス!!』を開催した。

 2014年5月4日に行なった『アイドルネッサンス候補生初ライブ~ルネッサンスはじめます~』から、ちょうど2周年の節目に開催された同ライブ。この日に向け、彼女たちは新曲カバーのリクエストをファンからTwitterで募ったり、2ndワンマンライブで好評だったアコースティック編成でのパフォーマンス、さらに「アイドルネッサンス部」の候補生がオープニングアクトとしてステージに立つことをアナウンスしていた。TSUTAYA O-EASTは、アイドルネッサンスのワンマンライブとして過去最大キャパシティの会場であったが、開演前には会場後方までぎっしりとファンが詰めかけた。

 まずは、アイドルネッサンス候補生がオープニングアクトとして登場。「愛のしるし」、候補生オリジナルのカバー曲、さんみゅ~「春が来て僕たちはまた少し大人になる」、GALETTe「Neo Disco」を披露し、最後に「手を打ち鳴らせ!!」を力強く歌唱した。候補生がファンの前ではじめてお披露目されたのは、今年1月3日のこと。まだ音程も不安定といったレベルの彼女たちがわずか半年の間で大きく成長し、1,000人を超えるファンの前で堂々とパフォーマンスした。そして、候補生は今後アイドルネッサンスのメンバーとして加入、もしくは新規グループ、またはソロデビュー、いずれかに進むことがアナウンスされており、この日のライブが候補生として最後のパフォーマンスであった。

 会場が候補生のパフォーマンスから興奮冷めやらぬ中、再び暗転。ステージ前方に掛かった黒幕がゆっくりと左右に開き始めると右腕を高く掲げたアイドルネッサンスのメンバーが姿を現し、1曲目「ミラクルをキミと起こしたいんです」でライブのスタートを切った。この曲は、ちょうど2年前の5月4日に開催した初ライブでも1曲目に披露した楽曲だ。その後、メンバーは女の子の裏腹な心情を歌った「テレフォンNo1」、ステージに弧を描きながら片足で軽やかなステップを踏む「星のラブレター」、ライブ人気曲「金曜日のおはよう」、デビュー曲「17才」など10曲をノンストップでパフォーマンスした。中でも特筆すべきは2曲目にパフォーマンスした「お祭りマンボ」だ。この曲は、美空ひばりが1952年に発表した、明るく軽快なマンボのリズムに祭りの掛け声を乗せた昭和歌謡曲。昨年の7月にレギュラー公演で初披露し、『TOKYO IDOL FESTIVAL2015』のメインステージにて堂々と1曲目を飾った曲だ。ダウンテンポで祭りの侘しさを表現しているDメロでは、石野理子が情感たっぷりと歌い上げ、ほかメンバーが順にコーラスで繋いでいく。ラストは、全員で威勢良く「ワッショイ!」と掛け声を上げると、会場には大きな歓声が沸いた。

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〜2年間の成長を写真で〜【5.4「シブヤで2周年を感謝するネッサンス!!」幕間映像】アイドルネッサンス

 ライブ中盤では、2年間の成長を写真に収めた幕間映像がスクリーンに上映された。その後、ステージ後方にアコースティックギター3本、キーボード、カホンが用意され、事前にアナウンスしていたアコースティック編成でのライブを披露した。歌唱したのは、アコースティックギターのイントロが印象的な「ベステンダンク」、2ndワンマンライブで歌唱し好評を博した「スパイダー」、鍵盤ハーモニカの音色から明るい曲調に手拍子が起こった「Happy Endで始めよう」の3曲。これまでアコースティック編成は2ndワンマンライブを含め2度披露している。普段のライブとは違いダンスの振り付けは一切なく、メンバーが互いに見つめ合いながら、より息のあった歌唱をするアコースティック編成は、歌を前面に押し出すことにより、メンバー1人ひとりの歌唱力がより際立つ。「スパイダー」の間奏パートではメンバー6人の綺麗なハーモニーが会場に響き、ファンから募ったリクエストから選ばれた新曲として披露した大江千里の「Rain」も6人の美しいハモりが重なり合う楽曲だ。4月28日にKawaiianTVにて放送した『アイドルネッサンス 生放送するネッサンス!』で新井乃亜は「思いついたハモりをメンバーから提案し導入しているんです」と明かしていた。回を重ねていく毎に成長していくハーモニーからもグループの2年間の歩みを感じ取ることができる。

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