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ピロスエが待望の1stアルバムを聴く

Juice=Juiceの過去・現在・未来が凝縮! 初アルバム『First Squeeze!』をピロスエが徹底レビュー

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 2013年2月のグループ結成から2年5ヵ月、ついにJuice=Juice待望の1stアルバム『First Squeeze!』がリリースされた。「一番搾り」というタイトルが冠せられたこの傑出した作品について、本稿では徹底的にレビューしていく。

 まずはアルバムの仕様を確認。基本的にはCD2枚組であり、これまでの全シングルをリリース順に収録した「The Best Juice」と、アルバム用新曲を多数収録した「The Brand-New Juice」で構成されている。

 この2枚組をベースとして、初回生産限定盤A・同B・通常盤の3種類それぞれで付属特典内容が異なる。初回Aには全シングルのミュージックビデオを収録したBlu-ray Disc、初回Bには「Juice=Juice ファーストライブツアー2014〜2015 News=News 〜各地よりお届けします!〜」最終日、2015年4月25日の札幌ペニーレーン公演を全編収録したライブDVDが付属されている。

 そして通常盤には、他グループのハロプロ楽曲をJ=JがカバーしたCD「The Cover Juice」が付属。つまり通常盤では実質CD3枚組となる。以下、その3つのディスクについてそれぞれ見ていこう。

<Disc 1:The Best Juice>

01. 天まで登れ!
02. ロマンスの途中
03. 私が言う前に抱きしめなきゃね (MEMORIAL EDIT)
04. 五月雨美女がさ乱れる (MEMORIAL EDIT)
05. イジワルしないで 抱きしめてよ
06. 初めてを経験中
07. 裸の裸の裸のKISS
08. アレコレしたい!
09. ブラックバタフライ
10. 風に吹かれて
11. 背伸び
12. 伊達じゃないよ うちの人生は

 基本的には全シングルの収録だが、厳密には少々異なる。まず、インディーズ時代に1st・2ndシングルとしてリリースされた「私が言う前に抱きしめなきゃね」「五月雨美女がさ乱れる」は、メジャーデビュー直前に脱退した大塚愛菜も参加の6人時代の音源ということもあり、本アルバムには未収録。5人で再録音しアレンジも手直ししての、当時「ロマンスの途中」とのトリプルA面としてリリースされた「MEMORIAL EDIT」バージョンでの収録となっている。

 「天まで登れ!」はインディーズ3rdシングルとしてリリースされた曲で、ハロプロ研修生 feat. Juice=Juiceとして歌ったものと、当時のメンバー6人のみで歌ったものと2種類のバージョンがあり、本アルバムに収録されたのは後者。

 また、本ディスクにはメジャー5thシングル「背伸び / 伊達じゃないよ うちの人生は」までの収録で、最新6thシングル「Wonderful World / Ça va ? Ça va ? (サヴァサヴァ)」は次の「The Brand-New Juice」への収録となっている。6thシングルからが今年2015年作なので、その前までの2013〜2014年作と分けたという見方もできるが、もうひとつの見方もあるのがポイントである。

 J=Jの楽曲は他のハロプログループ同様、つんく♂が全曲の作詞作曲を手がけてきた。しかし近年は本人の病状のこともあり、他の作家による楽曲が増えてきていて、ハロプロ自体が変質の季節を迎えている。このディスクでいえば収録12曲は全曲つんく♂作だが、その次のシングルからは別作家の作品となっている。つまり、本ディスクはJ=Jのシングルヒストリーであると同時に、つんく♂制作曲時代の記録集という性質も帯びている。

 「ロマンスの途中」「イジワルしないで 抱きしめてよ」に代表されるディスコ/ファンク路線の輝きはもちろん、それに加え「裸の裸の裸のKISS」のラテン、「ブラックバタフライ」のタンゴ、「風に吹かれて」のケルト、「背伸び」のムード歌謡といった音楽性の彩りは、こうして1枚のディスクとして連続で聴くことでその面白さを再確認できる。

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