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2ndアルバム『TWiLiGHT』インタビュー(後編)

UQiYOが実践する、新しい音楽の届け方「ライブハウス以外でもやれる場所はたくさんある」

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 3月18日に2ndアルバム『TWiLiGHT』をリリースする、新鋭音楽ユニットのUQiYOへのロングインタビュー。前編【UQiYOが語る、音楽を“体験”する意味「『ひとりの人に届けるパーソナルな音楽』を作る」】では、ユニットが生まれたきっかけや音楽的ルーツ、作品の作り方と届け方について語ってもらった。後編では、個性的なライブ活動やクリエイターとの出会い、アルバムのテーマや今後の展望などについて話を訊いた。

「基本的に演奏することを考慮して作っていない(笑)」(Phantao)

――UQiYOの2人は “体験”が重要であると掲げているわけですが、そのなかで個性的な場所で行うライブも特徴ですね。録音物とライブの違いについてはどう捉えていますか。

Phantao:曲はほとんどYuqiが作っていて、ライブへ向けてのアレンジや演奏は僕が担当しています。なので、作品に関しては彼がやりたい音楽を作るということが一番大事だと考えています。それを踏まえていえば、Yuqiの作る音楽はすごく面白いです。毎回関わるプロジェクトが変わったり、曲のテーマが違ったりするわけなのですが、基本的に演奏することを考慮して作っていない(笑)。僕がそこを「何とかするから」と言ってるからではあるんですが、良い作品を作ることが第一なので、自由な発想で自由に作っていいと思うんです。わざわざ演奏しやすい曲を作ってもしょうがないですから。

Yuqi:昨今、ライブがこれだけ興業として成り立っているのは、やはり体験を求められているからだと思うんです。ただ、音源を出して年に一回ライブすればいいということではないとは思っていて、ライブではライブだからこそ味わえる体験をみんなにしてほしい。だから、音も同期は鳴らしていないし、カラオケもやってない。UQiYOはサポートドラマーを含めた3人が、その場で作りだした音をループステーションで回したり、Phantaoがインプロビゼーションで演奏するなどして成り立たせています。あと、場所にもこだわっていて、もちろんライブハウスという場所も大事なんですが、それ以外にもやれる場所はたくさんあると思っています。そのなかで僕らは、シェアオフィス・コワーキングスペースでライブを行うことを選びました。そのスペースを選んだのは、これから面白いものを生み出していける若手クリエイターと出会いたいという意味でしたし、コワーキングツアーではこちらから管理会社に電話して申請し、「え?うちでライブするんですか?」と驚かれました(笑)。

――いい出会いもありました?

Yuqi:ありました。そこで出会って、一緒にものを作ったのもたくさんあるし。今回のアルバムのPVも、本当に規模がすごくて。4人の別々のクリエイターが、それぞれ一曲ずつを手掛けて、最終的にはメドレー状態にした10分の映像がアップされていきます。そういう規模のすごい規模の物を僕らと一緒に作りたいっていう情熱だけで、トップクラスのクリエイターがやってくれるっていうということに感動しました。

――クリエイター界隈と関わっていく中で初めたこととして、『note』を使ったファンクラブ運営があると思うんですが、3月から本運用がスタートするなか、どういった展開を目指していますか。

Phantao:これも「パーソナルな体験」と紐付いてくるのですが、一人一人のファンとどういう関係性を保つかというテーマに対して、たぶん今まで行われてきたやり方は違うと考えたところから話がスタートしました。そこからマネージャーとともに、どういった形で収益を上げ、バンドを継続可能な状態に持っていくかを議論したところ、『note』を使おうという結論になりました。『note』は自由課金型のサービスで、動画やテキスト、写真など、自分の投稿するものすべてに値段を付けることができるものです。僕らはこれを利用して、「500円」「2000円」「2000円」「10000円」という4つのプランを用意し、それぞれの金額に応じてサービスを変えるという方法を取りました。でも、一番大事なところは、「お金をもらう」ことではありません。ファンの方って絶対に、ものすごい好きな方と、けっこう好きなんだよねという方だったり、人によって温度差って全然違うと思うんです。その距離感って、一限化しちゃうと、少し取りにくいと思うんです。だからノートをうまく使って、高い金額を払っている方は「投資してる」というイメージでお金を払っていると思うんですよね。

Yuqi:まさか10000円プランに入ってくれる方はいないだろうと思ってたから、実際に申し込みがあったあとにすごくびっくりして。押し寄せてきた意味っていうのを考えた時に、「すごいことだな、これは」と思いました。これはよほどのことなんだなと。

Phantao:試験運用がやっと終わって、本オープンが始まったところなので、こっちの運営も頑張っていかないといけませんね。

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