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ゲスの極み乙女。はなぜ急激にブレイク? ステージングの巧さと音楽性から分析

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金子厚武
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 ゲスの極み乙女。が、今年メジャーデビューしたバンドの中では抜きん出た勢いでブレイクを果たそうとしている。

 彼らは2012年5月に、indigo la Endの川谷絵音(ボーカル/ギター)が中心となって結成。2013年に『ドレスの脱ぎ方』『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』にミニアルバムを立て続けにリリースし、プログレッシブで複雑な曲展開でありながらもポップで踊れる音楽性がリスナーの間で話題を呼ぶと、2014年4月にはミニアルバム『みんなノーマル』でindigo la Endと同時にメジャーデビュー。テレビドラマ『アラサーちゃん 無修正』(テレビ東京系)の主題歌にも起用された『猟奇的なキスを私にして/アソビ』がオリコンシングルチャートで初登場9位を記録し、2014年にデビューしたバンドの中では唯一となる記録を打ち立てた。

 CM曲のタイアップも多数決定する一方、8月29日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演。放送終了後にSKE48の松井玲奈が「ゲスの極み乙女。さんがグッときてます。ほな・いこかさんが情熱的だった」とツイート(参照:ゲスの極み乙女。『Mステ』で全力パフォーマンス 松井玲奈も「グッときてます」とツイート)し、瞬く間にその名は日本中に広がった。9月17日にはチケットがソールドアウトしたZepp Tokyoでのワンマンライブを成功させ、10月には待望のフルアルバム『魅力がすごいよ』のリリースを控えるなど、その勢いはとどまるところを知らない。

 ボーカルの川谷絵音は2つのバンドをこなしながら、SMAPの新作『Mr.S』に「好きよ」「アマノジャク」を楽曲提供。さらには山下智久が10月8日にリリースするアルバム『YOU』にも作曲で参加が決定。ソングライターとしての才覚を存分に発揮している。

 では、ここまで急速に評価を高めたバンドの魅力とは何なのだろうか? 音楽ライターの金子厚武氏は彼らをプレイヤー視点からこう分析する。

「ゲスの極み乙女。は、メンバー全員の演奏能力が高く、ちゃんMARI(キーボード)は音楽系の短大出身で絶対音感の持ち主だったり、ほな・いこか(ドラム)は可愛い外見に反したパワフルなロック・ドラムを叩きます。そして、休日課長(ベース)は、場面展開が多い彼らの楽曲を、プログレッシブ・ロック好きの父親譲りのベースプレイで上手くまとめるなど、個々でスキルの高い4人が集まり、レベルの高い楽曲を演奏しています。作曲を手掛けるフロントマンの川谷絵音は、国内外のインディーロックも好きな一方、メインストリームのJ-POPを好んで聞いて育ったため、昨今のバズワードである『四つ打ちロックバンド』とは一線を画したポップさを兼ね備えています。実際にインディー時代の代表曲である『キラーボール』に比べ、メジャーデビューアルバムの『パラレルスペック』はBPMを落としていますし、『猟奇的なキスを私にして』ではさらにポップな仕上がりになっている。そのポップさが川谷の本質とも言える部分ではないでしょうか」

 また、ボーカル川谷絵音の特徴的な歌については次のように指摘する。

     
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