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フジロック2014レポート「バンドが夢を見せてくれる舞台」を実感

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green_c.jpg(写真=宇宙大使☆スター)

 日本最大級の野外ロックフェス『FUJI ROCK FESTIVAL’14』が、7月25日、26日、27日に新潟・苗場スキー場で開催された。例年よりも比較的、過ごしやすい天候だった今年のフジロック。パーキングエリアからホスピタリティエリアのオアシスへの橋がなかったため、GREEN STAGEとRED MARQUEE間の移動に手間取ることも多かったものの、それ以外は概ね不自由なく動き回れたように思う。

 今回は26日・27日に行われた公演の中で、特にGREEN STAGEで印象的だった洋楽アーティストのステージをレポートしたい。

デーモン・アルバーン、代表曲を続々と

damon_albarn_b.jpg(写真=Masanori Naruse)

 先日ソロ作『エブリデイ・ロボット』をリリースしたばかりのデーモンはこの日、25年近くに及ぶ音楽活動を総括するようなライブを繰り広げた。冒頭こそ「Lonely Press Play」「Everyday Robots」というソロ作の内省的なサウンドでしっとりと聴かせたが、ここからがデーモンの真骨頂。「フジロック! アーユーレディ?」と叫んだあと、ゴリラズの「Tomorrow Comes Today」「Slow Country」「Kids With Guns」を立て続けに披露し、GREEN STAGEを熱気に包んだ。

damon_albarn_c.jpg(写真=Masanori Naruse)

 続けてザ・グッド,ザ・バッド・アンド・ザ・クイーンの「Three Changes」が演奏され、その後は多くのリスナーが熱望していた展開に。優しいピアノの音色から、ブラーの名曲「End of a Century」が始まった瞬間、合唱したり、優しくハンドクラップをしたり、思わず涙を流したりと、観客は思い思いのリアクションで演奏を楽しんだ。続けて「All Your Life」を切なげに歌い上げると、その後は雰囲気を一転、特別ゲストとして日本の若手ラッパーAKLOを呼び込み、ゴリラズの「Clint Eastwood」を披露。しっとりと歌うデーモンのボーカルとAKLOの性急なラップがコントラストとなり、メリハリのついた演奏となった。終盤ではソロ作からトロピカルな「Mr. Tembo」を軽快に歌い上げ、コーラス隊を迎えた「Heavy Seas of Love」では合唱が巻き起こり、苗場の舞台にふさわしい壮大なステージとなった。

『生涯ベストアクト』の声が少なくなかったアーケイド・ファイア

arcade_fire_b.jpg(写真=Masanori Naruse)

 数々のフジロッカーが今年のベストアクトに挙げていたアーケイド・ファイア。彼らは2008年に行った公演以来の来日で、初のフジロック出演に期待が高まっていた。スマッシュヒット作『ザ・サバーブス』や、『リフレクター』をリリースし、以前よりはるかに大きなスケールのスタジアムバンドに生まれ変わって、GREEN STAGEのトリを飾るということで、この瞬間を待ち望んだファンで同エリアは満員に。

 オーウェン・パレットを含むサポートメンバー4人を加えた12人編成で登場した彼らは、アナログシンセやスティールパン、鉄琴にツインドラムなど、曲ごとに役割を次から次へと変えて演奏するという流動的な形態。1曲目には最新アルバムから「reflektor」をチョイスし、序盤から最新形のアーケイド・ファイアを惜しげもなく披露した。彼らがインディーシーンから一躍有名になった『ザ・サバーブス』からは表題曲の「The Suburbs」と「Ready To Start」を演奏。「Ready To Start」と続く「No Cars Go」では、メンバーのユニゾン歌唱に合わせ、観客が大合唱していたのが印象的だった。

      

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