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- 2014.05.11
公開開始から2ヵ月を経てなお、旋風を巻き起こしているディズニーアニメ映画『アナと雪の女王』。すでに日本国内の興行収入も159億円を突破し、歴代興行収入ランキングでも8位に食い込む大健闘ぶりだ。主題歌の『Let It Go』も、本家イディナ・メンゼル版、松たか子版、May J版ともに大ヒット。もはや「レリゴ~♪」を耳にしない日はない。
ディズニーがアメリカ随一のアニメ制作会社だとすれば、日本にあるのはご存知スタジオジブリ。そしてこのジブリも、今夏に新作『思い出のマーニー』の公開が控えている。先日、本作の主題歌を担当するアーティストが発表された。名前はプリシラ・アーン。米・ロサンゼルスを拠点に活動を続けている女性シンガーソングライターだ。
プリシラは現在30歳。写真を見ると長い黒髪が印象的なオーガニック系美女だ。2008年にブルーノート・レコードからデビューした際は、ノラ・ジョーンズに次ぐ大型新人として注目を集め、フジ・ロック・フェスティバルにも2度出演している。転機となったのは2012年に発表したアルバム『ナチュラル・カラーズ』。SUPER BUTTER DOGの「サヨナラCOLOR」やくるりの「ばらの花」などに加え、荒井由実の「やさしさに包まれたなら」(『魔女の宅急便』主題歌)、安田成美の「風の谷のナウシカ」(『風の谷のナウシカ』テーマソング)などジブリ関連ソングも収録したこのアルバムを引っ提げ、翌年、三鷹の森ジブリ美術館でミニライブを開催。この会場設定には大人の事情的なものの連想を禁じ得ないが、これがきっかけとなりプロデューサーが監督に起用を打診。今回の抜擢に至ったという。
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