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新作「Kiss Me Once」インタビュー+MVから学ぶ美魔女学

美魔女カイリー・ミノーグの飽くなき挑戦「制作環境のすべてを変えることにした」

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新作『Kiss Me Once』をリリースしたカイリー・ミノーグ。(写真:William Baker)

 まだディスコ・リヴァイバルの熱気がほのかに漂う2014年、これまでダンスフロアの動向に敏感な反応を示してきた彼女が果たしてどんな音を提示してくるのか、楽しみにしていたファンも多いことだろう。全英チャートを制した『Aphrodite』から約4年ぶりとなるカイリー・ミノーグの新作『Kiss Me Once』がリリースされた。

 マネージメント先をジェイ・Zが主宰するロック・ネイションに移して最初のリリースとなる通算12枚目のアルバムは、制作陣にファレル・ウィリアムス(ダフト・パンク「Get Lucky」、ロビン・シック「Blurred Lines」、ビヨンセ「Blow」他)やアリエル・リヒトシェイド(ヴァンパイア・ウィークエンド「Modern Vampires of The City」、ハイム「Falling」、スカイ・フェレーラ「Night Time, My Time」他)といった旬のコンポーザーを迎え、現行ダンス・ポップの旨味(収録曲の「Sexercize」ではダブステップにも挑戦)を見事にすくいあげることに成功している。

ーー今回のニュー・アルバム『Kiss Me Once』はあなたのキャリアのなかでも特にチャレンジングな作品になったそうですね。

カイリー:去年このアルバムの制作をしているときに新しいマネージメント、ロック・ネイションと契約したの。それによって体制がかなり変わったわ。それまで25年間ずっと同じマネージメントでひとつのやり方に慣れていたんだけど、すべてを変えることにした。自分には新境地が必要なんだって思い立って、すべて自分から決めたことだったんだけど、とてもエキサイティングで刺激になった一方、たやすいことばかりではなかったわ。それでも最終的にはとてもうまくいったの。大きな変化を受け入れるのは簡単なことではなかったわ。当たり前よね。だから私の判断が間違っていたとは思わなかったし、やらなくちゃいけないことをやっているって意識だった。

ーー『I Was Gonna Cancel』ではソロ・アルバム『GIRL』も話題のファレル・ウィリアムスとの共演が実現しています。

カイリー:今回のアルバムではたくさんの人たちと一緒に仕事をしたんだけど、うれしいことにロサンゼルスのスタジオでファレル・ウィリアムスと2日間一緒に仕事をする機会に恵まれたの。彼とは一緒に仕事をしてみたいってずっと思っていたから、ようやく夢が叶ったわ。一緒に2日間で2曲つくったの。ファレルは私のために作曲とプロデュースをしてくれたんだけど、お互いに気に入ったのは「I Was Gonna Cancel」という曲で、文字通り私がキャンセルしかけたことから生まれたの。幸いキャンセルするまでには至らなかったんだけど、私にとっては最悪な1日だったわ。誰にも会いたくなくて、家でひとりになりたいって感じの日だった。些細なことでも泣いてしまうような日ね(苦笑)。実はスタジオでも泣いちゃっていたの。私にとって最高の瞬間とは言い難いものだったけど、そこからとても美しい歌が生まれたってわけ。そんな最悪の瞬間をポジティブなものに転換できたのはファレルの人間性や作曲家、プロデューサーとしてのスキルを証明するものだと思うわ。

ーー印象的なジャケットのアートワークについてお話を聞かせてください。

カイリー:70年代の雑誌にインスパイアされたの。ソフトフォーカスで撮影して、セクシーで思わせぶりな感じを出したかった。赤い唇は『Kiss Me Once』ってタイトルにぴったりでしょ。雨の雫はタイトル曲に「One tear falls, Tension cracks the walls and relief comes」という歌詞を象徴しているところがあって、“一粒の涙が流れる”という表現は恋に落ちることや自分を解放することを意味しているの。

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