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岡島紳士が語る「ポスト戦国時代のアイドル」(前編)

アイドル戦国時代はすでに終了 BABYMETALら次世代の新たな戦略とは?

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 空前のアイドルブームが訪れ、市場はすでに飽和状態にあると言われる昨今だが、従来の常識を打ち破るような"次世代アイドル"が次々と生まれ、これまでとは異なる未来予想図が描かれ始めている。

 次世代アイドルとして有名なのは、私立恵比寿中学やSUPERGiRLS、でんぱ組.incやBABYMETALなどが挙げられる。これらのグループはコンセプトに趣向を凝らし、これまでアイドルに興味を持たなかったファン層も取り込んでいるのが特徴だ。

 アイドルグループは今、どのような進化を遂げつつあるのか。今後のアイドル業界はどうなっていくのか?

 『グループアイドル進化論』(マイコミ新書)の共同著者であり、アイドル専門ライターとしてアイドルカルチャーの最前線を追っている岡島紳士氏が、アイドル業界の"今"について語った。

――飽和化したとも言われるアイドル界ですが、今の動きをどう捉えていますか。

岡島紳士(以下、岡島) モーニング娘。以降の代表的なアイドルグループといえば、まずはAKB48が挙げられると思うのですが、AKBのような王道アイドルグループが台頭したところへのカウンターとして、ももいろクローバーZが出てきました。ももいろクローバーZはAKBが決してやらないようなパフォーマンスをやったり展開をとることによって、ファン層を拡大しました。たとえば、汗だくでの全力ライブパフォーマンスなどは、普段ロックなどを聴く層やアイドルに興味がない層にまで刺さったのです。

 そしてももクロが"非王道系"のアイドルグループのロールモデルになったことで、メタルをやったり、ラップをやったりといった、"非王道系"のアイドルのスタイルも受け入れられる下地が、アイドルファンの間にできました。アイドル産業は飽和状態にあるとは大分前から言われていますが、ももクロが成功したことによって、アイドルグループはアイドルオタク以外にも商売ができるようになったんです。

     
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