Apple、Mac・iPadなどを異例の一斉値上げ 背景にはAI半導体の逼迫、今後も値上げは続く?

Apple、Mac・iPadなどを異例の一斉値上げ

 Appleは6月25日夜、日本国内のオンラインストアでMac、iPad、Apple TV、HomePod、Apple Vision Proの販売価格を一斉に引き上げた。新製品への切り替えではなく、現行製品の価格そのものを改定する異例の措置となる。

 Macではほぼ全ラインアップが対象となり、13インチMacBook Airは18万4800円から22万4800円へ、4万円(約21.6%)上昇した。3月発売の低価格モデル「MacBook Neo」も9万9800円から11万9800円となり、「10万円を切るMac」という位置付けを失った。iMacは19万8800円から24万9800円、Mac Studioは32万8800円から41万9800円へと改定されている。

 iPadでは標準モデル、iPad mini、iPad Air、iPad Proの全シリーズが対象となった。標準iPadは5万8800円から7万4800円へ、iPad miniは7万8800円から9万9800円へと上昇。11インチiPad Airは9万8800円から12万9800円となり、約31.4%の上昇率を記録した。

 一方、iPhone、Apple Watch、AirPods、AirTagについては、6月26日現在Apple直販価格に変更は確認されていない。

 Appleは値上げの理由について、世界的なAIデータセンター建設によってメモリとストレージ用半導体の需給が逼迫し、これまで吸収してきたコスト上昇を製品価格へ転嫁せざるを得なくなったと説明している。ティム・クックCEOは6月17日の時点で、価格上昇を抑える努力を続けてきたが「状況はもはや持続不可能」との認識を示していた。今回の改定は日本市場に限らず、米国を含む複数市場で同時に実施されている。

■主な新旧価格(最低構成・税込)
Mac
・MacBook Neo:99,800円 → 119,800円
・13インチMacBook Air:184,800円 → 224,800円
・15インチMacBook Air:219,800円 → 264,800円
・14インチMacBook Pro:279,800円 → 339,800円
・16インチMacBook Pro:449,800円 → 519,800円
・iMac:198,800円 → 249,800円
・Mac mini:124,800円 → 134,800円
・Mac Studio:328,800円 → 419,800円

iPad
・iPad:58,800円 → 74,800円
・iPad mini:78,800円 → 99,800円
・11インチiPad Air:98,800円 → 129,800円
・13インチiPad Air:128,800円 → 169,800円
・11インチiPad Pro:168,800円 → 209,800円
・13インチiPad Pro:218,800円 → 269,800円

TV・Home・Vision
・HomePod:44,800円 → 59,800円
・HomePod mini:14,800円 → 22,800円
・Apple TV 4K(64GB):19,800円 → 34,800円
・Apple Vision Pro(256GB):599,800円 → 649,800円

価格変更が確認されていない製品:iPhone、Apple Watch、AirPods、AirTag(6月26日時点)

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