YouTuberを震撼させている“収益化停止ラッシュ”の実態とは リスクのあるコンテンツをベテランが解説

 昨今YouTuberたちを震撼させている収益化停止ラッシュ。その実態について、2010年から活動を続ける古参YouTuberのカズが深掘りする動画を公開した。

 YouTubeでは過去にも、規約の変更などが背景とされる、いわゆる「収益化停止祭り」が何度も行われてきた。最近も、ネットニュースなどで頻繁にYouTuberの「収益化停止」が報じられているが、今回の「祭り」がいかに深刻であるかについて、YouTuber歴15年以上を誇るカズが2026年4月14日、「【緊急事態】まだ続くYouTube収益化停止!100万人超えでも一発アウトの過酷な現実」と題した動画で解説した。

 カズによれば、この度のアカウント停止ラッシュは突発的なものではないという。2025年7月には「量産型コンテンツ」などの定義を厳格化するポリシーの改定が行われ、同年10月には、違反でチャンネルが停止した際に同じ運営者の別チャンネルもすべてBANとなる「連鎖停止ルール」が施行されている。こうした段階を経て、26年1月からBAN祭りが始まったのだとか。

 ではなぜ、YouTubeのルールは厳格化したのか?

 その理由は、大きく分けて3つあるとカズは推察する。1つ目は「広告市場の防衛」。YouTube上に粗悪な動画が溢れると、広告主がつかなくなることからプラットフォームの治安維持を強化したのではないかと分析した。2つ目は「未成年者の保護」。オーストラリアでは2025年12月、16歳未満のソーシャルメディアの利用を禁止する法律が世界で初めて施行された。そのほかの国々でも現在、若者のSNS利用を禁止および制限する動きが急速に拡大しており、YouTubeもその動きに対応している可能性があると説いた。3つ目は「AI量産動画への対策」で、広告主を呼び込むことを目的とし、「質の低い動画を一斉に排除しているのでは?」と私見を述べた。

 こうした規制の対象となるのは、AIによる量産動画だけではない。真似した場合に人によっては体調を崩す可能性のある「大食い動画」や、最近、登録者数100万人超のフィットネス系YouTuberが収益停止になったことを踏まえ、誇大な結果保証や疑似医療表現、摂食障害を誘発する恐れのある体型理想化を喧伝するフィットネス系動画もリスクが高いのではと持論を展開した。

 さらに家族系動画も危ういと、カズは続ける。子どもを主体とするチャンネルに子どもを主役とした動画をアップした場合、広告を付けること自体は可能であるものの、ユーザーの興味・関心に基づいた広告を表示する「個人追跡」のない制限された広告しか出せないため、収益性は低いという。一方で、大人を主役とした立て付けのチャンネルに子どもを主体とした動画を投稿し続けた場合、広告が付かないという事例もあったと語った。そしてカズは、YouTubeは今後も定期的にルール改正が行われていくだろうとした上で「(YouTubeのルール変更を)ちょくちょくチェックして、自分に対してリスクがないかどうかを勉強していかないと、(YouTubeを)続けることはできないんじゃないかと思います」とまとめていた。

 本動画に対し、コメント欄には「絶対にバンされないYouTube作りの超神業紹介」「今だに誇張されたサムネイル釣り動画とかいっぱいあるしな」「みんな趣味でやってた頃が懐かしい...」「家族系停止はええな、大食いもなんかほんとに食ってるかわからんし」など様々な声が寄せられている。

【緊急事態】まだ続くYouTube収益化停止!100万人超えでも一発アウトの過酷な現実

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