『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』詳細発表 シリーズの壁を超えてシリーズ37年の歩みと本質に迫る

攻殻機動隊展の詳細が公開

 攻殻機動隊展 Ghost and the Shell 製作委員会は、2026年1月30日から4月5日まで、虎ノ門ヒルズの情報発信拠点「TOKYO NODE(東京ノード)」にて『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』を開催する。

 本イベントは、誕生から37年の歩みを一望しながら攻殻機動隊の本質に迫ることを目的とした史上初のアニメ「攻殻機動隊」シリーズ横断展示会だ。今回発表されたのは、目玉であるDIGセクションなどの展示構成や、参加クリエイターの一部などだ。

 展示会の入口にあるGALLERY A “NODE”(思考の結節点)では、来場者自身が各シリーズが生み出してきた攻殻機動隊の情報ネットワークに接続し、「思考の結節点」となる没入体験を提供する。会場全体に広がる「巨大電脳ネットワークビジュアライザー “Nerve Net”」と、ドーム型空間の中央に位置する「"知の遺跡" “World Tree: Ghost and the shell”」の2つの作品が来場者を出迎える。

 GALLERY B “DIG”(掘り起こす)では、全攻殻機動隊アニメシリーズの1600点を超える制作資料が集められている。

 さらにARグラスを装着しタチコマと一緒に原画を巡る「電脳 VISION」や、作中に出る笑い男事件をモチーフにした作品「笑い男になる鏡 "Laughing Man Mirror"」、アニメ制作で使われた「カット袋」を掘り起こして複製原画を持ち帰れる「手で掘り起こす記憶 "Analog Dig"」が体験できる。これらの体験には別途チケットや予約などが必要となるものも含まれている。

 

 攻殻機動隊に携わってきた監督による、本展のための撮り下ろしインタビュー映像も公開される。押井守監督、神山健治監督、黄瀬和哉監督、荒牧伸志監督が参加している。

 作品に影響を受けたアーティストや攻殻機動隊の描く世界と親和性の高いアーティスト作品を展示する。第一弾で展示されるのは、現代美術家の空山基が草薙素子をモデルに制作した新作彫像だ。独自の解釈によって表現されたものであり、本展にて世界初公開となる。

Sexy Robot_The Ghost in the Shell type 1

 他にも追加コンテンツやアーティストの作品展示、オリジナルグッズなどが発表される予定だ。

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