「オレが合わせるから」“イケメン高1男子”、キザなセリフで本命女子に接近『今日好き チェンマイ編』4話
11月17日よりABEMAにて放送中の恋愛リアリティショー『今日、好きになりました。チェンマイ編』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。
以下より、12月8日に公開された4話の見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。
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ここね&りりか、2日目夜のBBQで広げた“とうい包囲網” それでも彼が向かう先はーー?
この連載コラムに欠かさず目を通してくれている読者ならもうおわかりだろうが、今シーズンもそろそろ、2日目夜のBBQの時期である。毎回、メンバーの赤い糸が絡まり、もつれる様子を目撃することになるこの時間。あくまで冗談ながら、今回もまた「BBQ、もうやめません?」と言いたくなるような複雑な恋模様が繰り広げられた。
まずは、ここね(大森心音)がとうい(木村斗一)と隣同士の席に。旅の序盤から、とうい一本に気持ちを絞ってきた、ここね。明日の告白に向けてもすでに臨戦体制ではあるものの、肝心のとういは彼女の好意にまったく気づいていなかったという。無理もない。ふたりが最後に会話をしたのは、初日昼のこと。この空気を読んで、周囲に座っていたかなた(陣野奏汰)&りりか(島津凛々華)が席を外したものの、1日ぶりの会話で話題となったのは、お互いの趣味などの初歩ステップ。おそらくだが、今回の旅でカップル成立するには、やや時間が足りないことだろう……。
起死回生を図るべく、ここねは“炭酸一気飲み対決”を提案。グラスなみなみに注いだコーラ(と思われる炭酸飲料)を、ふたりして結果的に“一気”とはならないうえに、飲み干したのはここねのみ。圧倒的な喉の強さを示す彼女に対して、とういは腹部を押さえながら「三半規管が……」とうずく。とうい、人間の三半規管はそこにはない。
この罰ゲームとして、ここねはとういにEXILE「道」を歌うおねだり。彼の美声はおそらく、翌日に待つ“最後のアピールタイム”で披露されるところだろう。EXILE TAKAHIROばりのスイートボイスで、ここね、そして全世界の視聴者を酔いしれさせてほしい。
そこから、先ほど席を外した気遣いのりりかがとういの横に。ふたりで網の前に立ち、とういから「ガパオライスが好き」といった情報こそ引き出したものの、会話できたのはほんの一瞬。なぜなら、とういの本命女子は、すみれ(表すみれ)。残り時間が少ないなかで、なにを優先すべきで、実際に優先するのか。各々の焦る気持ちが錯綜するなかで、とういにとって、すみれと過ごす時間をどうしても諦められなかったらしい。
だが、ほどなくしてライバル=しゅんぺい(岩本舜平)も、すみれとの会話に参戦。当初こそ、とうい×すみれに遠慮するように距離を取っていたものの、さすがに我慢の限界を迎えた様子。しかも、とういの「オレは迷ってるけど、いちばんすみれちゃんが気になってるかなって感じ」という現状報告に対して、すぐさま「オレは好きだけど」と切り返してみせた。決して、とういに対して好戦姿勢を見せたり、挑発をしたわけではなかったが、想いの強さを示していたことに間違いはない。
一方、とういも揺らがず。「迷ってるから、“好き”って簡単には言えない」。曖昧な気持ちで、責任感なく好意を伝えることはできない。相手を想うからこそ、言葉選びにも慎重になっている。そんな内容に、すみれもまた「そうだよね、迷ってるよね」と共感を見せた。
とういも、しゅんぺいも、どちらの発言も間違いではない。お互いにとって恋のペース配分……少しだけ大袈裟にいえば、“正義”が少し違うだけである。ひとつあるとすれば、迷っているのはすみれも同じ。先ほど、しゅんぺいがとういを制すように放った言葉は、すみれ自身にも“迷うことはダメ”だという意味で刺さるように響いたかもしれないし、なによりこの三角関係の結末を最後に決められるのは、すみれのみ。だからこそ現状、最もつらい立場にある。ここまで名前を挙げた、とうい、しゅんぺい、すみれ、ここね、りりか。全員が“生焼け”状態なのがもどかしい。これぞ、『今日好き』のBBQだ。
とうい、すみれとカップル成立?「ついてこなくてもいいでしょ。オレが合わせるから」
とはいえこの後、すみれの気持ちに大きな前進が見られた。件のBBQとその後の花火を終えて、とういと夜のプールで2ショット。その際、とういがふざけがちで騒がしいことに対して、自身が物静かだという性格の不一致に「心配」だとこぼしていたが、とういはむしろ「そこがいい」という。彼がすみれを気になる理由は、性格が真逆だから。ここでほぼ初めて、とういから“気になる”の核心的な部分が詳しく明かされる。
もしすみれと付き合ったら、いまよりももっとふざける。そんな言葉は、「すー(すみれ)、ちょっと付いていけるかわからん」と、またしても不安材料に。ただ、とういにとっては不安でもなんでもない。なぜなら「ついてこなくてもいいでしょ。オレが合わせるから」。とういが“最強”になるときのサインーーそれは、こうしたキザな言葉がぬるっと出てくるときにほかならない。イケメン高1男子、またしても本領発揮だ。
この後、スタジオで“恋愛見届け人”を務める井上裕介(NON STYLE)が口にした「とういフル回転」とはまた少し意味が異なるものの、彼らしさが“フル回転”した2ショット。すみれもまた、この時間を通して彼とだけ向き合う意志を固め、ふたりの間にあった霧が一気に晴れることに。翌日の話を少しだけすると、すみれは最後のアピールタイムで、しゅんぺいの気持ちに応えられないことを打ち明ける。彼にとっては最後まで旅を走り抜けない惜しい結果となったが、ということは……とうい×すみれで、カップル成立?
しゅん×ゆま、勝利が約束された特別な夜デート 「ゆまちゃんと手を繋げますように」
そんな“生焼け”のBBQが繰り広げられるのと同じ頃。しゅん(倉澤俊)×ゆま(谷村優真)は特別な夜デートで、熱気球のように空に浮かばせるランタン=コムローイに囲まれ、幸せしかない時間を過ごす。
ここで、ゆまから出てきた言葉が「やばい、幸せ!」。敬虔な『今日好き』ファンなら感覚的に掴んでもらえるところだが、高校生たちから“幸せ”という言葉が出てくるのは、カップル成立後がほとんど。“うれしい”や“ありがとう”はよく聞いても、“幸せ”はなかなか出てこない。たとえ継続メンバーだとしても、3日間、不安と緊張で心がいっぱいになるからこそ、その瞬間を俯瞰して捉えられる余裕がなくなるからだ。つまりは、しゅんとゆま。この状況に対して、お互いを隣に安心しきっている裏づけとも思える。もう、勝利が約束されている。
“約束”といえば、初日夜に楽しんだお手製シールの交換。2日目に向けて改めて描き下ろしてきたのは、しゅんが“まっくろくろすけ”で、ゆまがこの日の昼に動物園で餌やりをしたかわいいゾウ。しかも「明日まっててねー♡」のメッセージと、「好き」という既製品シール付きである。
最後には、コムローイを夜空に飛ばしながら願いごとも。ゆまが願ったのは「しゅんくんと幸せになれますように」。そして、しゅんはというと……「この特別なデートで、ゆまちゃんと手を繋げますように」。
しゅん、お前って奴は。どれだけ我々を幸せにしてくれるんだ。なんだよ、もう完璧じゃんかよ、しゅん……。そう思いながら、眼福なふたりが手を繋ぎ合う夜を、涙とともに見守る我々視聴者なのだった。
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