「カービィ」「Call of Duty」「ゼルダ無双」シリーズ最新作、『風燕伝:Where Winds Meet』…2025年11月注目のビッグタイトル
毎月、ぜひチェックしておきたい期待のゲームタイトルをピックアップしてお届けする本企画。2025年11月はおよそ22年ぶりの続編となる「星のカービィ」シリーズのレースゲーム『カービィのエアライダー』や、NetEase Gamesが販売する超大作オープンワールドARPG『風燕伝:Where Winds Meet』など4作品を取り上げる。
『カービィのエアライダー』
『カービィのエアライダー』は、2003年にニンテンドーゲームキューブで発売した『カービィのエアライド』の続編だ。空飛ぶマシンにまたがったカービィやデデデ大王といった人気キャラクターを操るレースゲームであり、長らく新作が待ち望まれていたタイトルである。
前作同様、さまざまなゲームルールが搭載されているのが魅力だ。シンプルにみんなでレースを楽しむ「エアライド」、アイテムを集めて自機を強化し最後のバトルに挑む「シティトライアル」、見下ろし視点のコースを何周もして競い合う「ウエライド」、そして今回から実装されている一人用モード「ロードトリップ」の4つである。
コース、キャラクター、コピー能力、マシンと、要素は前作をゆうに上回り、何度も遊べる豪華さにも注目したい。シンプルな操作ながら駆け引きは奥深く、初心者から上級者まで楽しく遊べるパーティーレースゲームに仕上がっていることだろう。
『風燕伝:Where Winds Meet』
『風燕伝:Where Winds Meet』は、10世紀の中国・五代十国時代を舞台にした武侠系オープンワールドARPGだ。プレイヤーは若き剣客として、乱世の中で己の信念を貫き、生き方を選び取っていく。
広大な世界には賑やかな街や幽玄な山水、荒涼とした戦場までが描かれ、天候や時間の移り変わりもリアルに再現されている。軽功で屋根を渡り、馬で大地を駆けるといった動作が滑らかに繋がる自由度の高いアクションが特徴だ。
ローンチ時点で150時間以上のプレイが約束されているらしく、メインクエスト以外にもPvPモードや協力型PvE、ダンジョン攻略など多種多様なコンテンツが用意されている。
戦闘では剣、槍、扇、傘、弓など多様な武器を使い分け、流れるようなコンボや受け流しを駆使して戦うことができる。アクションに不慣れなプレイヤーにも配慮されており「受け流し補助」などの支援機能が導入されている点も魅力だ。
本作は基本プレイ無料で提供され、課金要素は衣装などの装飾品に限定されている。美しい風景、奥深い戦闘、自由な生き方が融合した『風燕伝:Where Winds Meet』は、武侠の理想郷を体現するような作品として大いに注目を集めている。
『Call of Duty: Black Ops 7』
『Call of Duty: Black Ops 7』は、2003年から続く最も有名なFPSシリーズの最新作だ。今回はTreyarchとRaven Softwareが手がけている。
本作のキャンペーンでは前作『Black Ops 6』の直後から描かれ、異なる8人のクルーの運命が交錯する。
マルチプレイヤーでは、16種類の6対6マップと、広大な2種類の20対20マップが登場。くわえて、前作から追加された全方位にダッシュできる新機能“オムニムーブメント”を用いて「ウォールジャンプ」ができるようになったことで自由度が向上した。さらに、新モード「オーバーロード」は、デバイスを確保して敵陣へと持っていくというユニークなゲームルールで、なかなか面白そうだ。
東京の屋上ステージから、凍てつくアラスカの荒野まで、国際的な舞台での戦闘が展開される。有名シリーズの最新作にふさわしい大ボリュームのコンテンツが待っているようだ。
『ゼルダ無双 封印戦記』
『ゼルダ無双 封印戦記』は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の遥か昔、王国建国期の“封印戦争”を描くタイトルであり、2014年の『ゼルダ無双』に続くコーエーテクモゲームスとのコラボレーション作品である。
舞台は過去のハイラル。女神の血を引くゼルダと、初代国王ラウル、王妃ソニアらが魔王軍の侵攻に立ち向かう壮大な戦記が展開される。無双シリーズらしいダイナミックなアクションとゼルダシリーズの神話的世界観が融合した意欲作だ。
ゼルダは光の剣と弓を操り、ラウルは光の槍で敵を貫く。ミネルはゾナウ技術を駆使し、巨大なゴーレムを操作するなど、キャラクターごとに戦闘スタイルが際立つ。さらに、仲間との連携によって発動する新要素“シンクストライク”が追加され、戦場の連携感がより戦略的なものに進化している。
Nintendo Switch 2専用タイトルとして開発されており、映像表現や群衆処理の安定性が大幅に向上。壮大なスケールと滑らかなアクションが両立したことで、前作よりも没入感のある戦場が再現されている。ゼルダ史の真実を描く物語としても、ファン必見の一作だ。