父親が3人? 城田優のママ・ペピーさんが明かす母親としての覚悟「子どもが、わたしにとってすべて」

 9月5日より、ABEMAにて今を生きる女性の“幸せ”を、MEGUMI・剛力彩芽・ヒコロヒーが本音で語り尽くす番組『ダマってられない女たち』シーズン2がスタートした。“ダマってられない女”とは、他者に物申すわけではなく、思わずおしゃべりが止まらなくなる状態のこと。当番組はさまざまな女性の人生観に触れ、自分自身の価値観と照らし合わせるなかで、“女性の幸せ”について考えていく。

 本稿では、第8回の内容を振り返りながら、見どころを読み解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。

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 今回は、城田優のパワフルママ・ペピーさんの“破天荒子育て”に密着。スペイン出身のペピーさんの子どもは、長男の大さん(会社員)、長女のマリナ(画家/アーティスト)、次男の純(歌手/実業家)、三男の優(エンターテイナー)、次女のリナ(モデル/クリエイター)の5人。3度の結婚と離婚を経験しているため、それぞれ父親が異なる。「一般的には複雑だよね」と言いながらも、きょうだいたちはみんな幸せそうだ。

 そんなきょうだいのグループLINEの名前は、“ニシムラの会”。これは、長男&長女の苗字の丹羽、次男&三男の城田、そして次女の吉村から取ったものだという。彼らに母の印象的な出来事を聞くと、「ゲームをやめなさいと怒られても聞かなかったら、手でバリバリって……(壊された)」、「高校の入試のときに、教室で面接が始まるのを待っていたら、サングラス姿で入ってきて『キンチョーキンチョールだね』とみんなを茶化した」、「恋愛の仲介をしたこともある」と、どれも破天荒なエピソードばかりだ。

 ペピーさんが最初の夫である日本人男性と出会ったのは、17歳のとき。当時、ブルース・リーに夢中だったペピーさんは、「アジア人はみんなブルース・リーに見えた」と振り返る。最初の夫との間には、長男と長女をもうけたが、結婚生活は9年で終わりを迎えた。次の夫は、『ルックルックこんにちは』(日本テレビ系)の放送作家で、松田優作似の神秘的な男性だったという。ペピーさんが同番組のレポーターをしていたときに、彼の優しさに触れて恋に落ちた。29歳で再婚したものの、11年で離婚。そして、40歳のときに28歳の男性と3度目の結婚をするも、15年後に離婚している。

 「尽くしすぎた。男の人は、顔で決めちゃダメ!」と語る母に、「あなた、いつも面食いじゃん!」とツッコミを入れるリナ。現在は、母・ペピーさんのように明るく陽気なリナだが、実は摂食障害に苦しんだ過去がある。ヴィクトリアズ・シークレットなど、世界のトップモデルに憧れていたリナは、「完璧にならないと認めてもらえない」という強迫観念にとらわれ、自身に“1000個以上のルール”を課すようになった。外食の前日は断食し、1日に何度も体重計に乗る……などのルールを守っていくうちに、いつの間にか体重は36キロに。生理も止まり、歩けないほどまで体調が悪化してしまった。

 病状が回復に向かったきっかけは、スペインに行ったこと。そこで出会った栄養士やセラピスト、そして何よりも、きょうだいたちの全面的なサポートによって、リナは少しずつ元気を取り戻していった。現在は、自らの経験を生かし、ライフスタイルクリエイターとして、メンタルヘルスなどに関する情報を発信している。

 「わたしが生まれ変わったら、わたしみたいな母親がほしいと思う」と語るぺピーさん。生後8カ月で母親が他界し、孤独な幼少期を過ごしてきた彼女は、ずっと“家族がほしい”と思ってきたそうだ。「子どもが、わたしにとってすべてだった。旦那は、いくらでもどこにでもいるじゃん」とあっけらかんと語るぺピーさんの姿には、“母親としての覚悟”が滲んでいた。

 一方の子どもたちも、「この家族のもとに生まれてこられたことが、人生最大の幸運」「生まれ変わっても、ペピーの子どもに生まれたい」と口をそろえる。ぺピーさんの破天荒だけど愛情深い子育てを、彼らも誇りに思っているのだ。

 「最後に、お子さんたちに伝えたいことは?」と聞かれたぺピーさんは、「絶対施設に入れられないこと!」と即答。その豪快な返しに、きょうだいたちは大爆笑。ユーモラスで、どこまでもパワフル。でも、その裏には家族を大切に想う母の愛があった。

 後半は、吉木りさの“INI推し活”に密着。2017年に俳優の和田正人と結婚し、2児の母でもある吉木がいま夢中になっているのが、人気ボーイズグループ・INIだ。ハマるきっかけとなったのは、2021年に放送されたオーディション番組。吉木は、その番組を通して、彼らの人柄に惚れ込んだという。

 ちょうど4年前のコロナ禍。夫の和田は撮影で地方に滞在することが多く、吉木は孤独な子育てのまっただなかだった。しかし、INIと出会ったことで、気持ちが前向きに。「深夜3時にあやしているときに、INIのライブ映像を見たり、楽しく笑っている動画を見たら癒された。どれだけ支えられたか、計り知れないです」と当時を振り返る。

 学生時代は内気な性格で、現在も人見知りな性格。なかなか気軽に友人を作ることができなかったというが、「INIを推すようになって、かけがえのない友達がたくさんできた」と語る。INIのファンも、吉木の“推し活”の仕方には好感を抱いているようで、「芸能人という立場を利用してもいいはずなのに、そういうことをしない」「有名な方が発信してくれることで、推しの名前が広がるのがありがたい」と話していた。

 スタッフに、「夫の和田は嫉妬しないのか?」と聞かれると、「俺がいちばんと思っているタイプなので、何も言わないけど、(吉木の推しの)髙塚大夢くんが足の甲に傘を長時間立てる特技があって……。それを、テレビで披露していたら、ずっと隣で練習していたことがありました。『俺の方ができる!』と張り合っていた」と可愛らしいエピソードを披露してくれた。

 「推し活は、恩返しに近い」と語る吉木。「人生、楽しいですね。今までの人生のなかで、いちばん幸せかもしれない」と満面の笑みを浮かべる彼女を見ていると、“推し”がほしくなってくる。

 今年、第一子を出産し、吉木と同じく子育てまっただなかの宇野実彩子も、“推し”の存在に救われた経験があるそう。出産前に感情が不安定になったときに、玉置浩二のライブに行った宇野。玉置が歌い出した瞬間に、心が解ける感覚があり、気づけば大号泣していたそうだ。当時のことを、「音楽の力ってすごいなと思った」と振り返る。また、仕事と子育ての両立について聞かれると、「旦那も一生懸命やってくれるタイプなので、2人でカレンダーとにらめっこしながら……。パズルを組み立てるみたいに楽しみながらスケジュールを組んでいます」と夫・小山慶一郎との日常を明かした。

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