“婚前契約書”が発覚?モデル彼女×経営者彼氏のすれ違う結婚観『さよならプロポーズ via スペイン』2話

『さよならプロポーズ via スペイン』2話

 今回、2組のカップルはそれぞれのベクトルからかなり切り込んだ話にまで発展。

 まず紹介するのは、結婚願望のない43歳の会社経営者・タカミツと、29歳のモデル兼システムエンジニアの彼女・タマミ。この旅が始まってからというものの、彼らの結婚への温度差が気になる部分が多々あった。

 というのも、タマミは「結婚したい」の一心なのだが、タカミツは真剣な話になりそうなタイミングで悪気なくふざけてしまう。この温度差にタマミは「タカミツは、この旅の意味をしっかりわかっているのだろうか?」と感じてしまったようだ。そこで、タマミは修道院でタカミツからタマミの家の鍵を取り上げる。というのも、2人は3年9ヶ月共に暮らしているのだが、厳密にいうとタマミの一人暮らしの家にタカミツが転がり込んでいる状態。これをなあなあにしないためにもタマミは決断したのだ。

 さらにタマミは「(結婚なんて)たかが紙切れ1枚」というタカミツに対し「でも、あなたはその前にさらに1枚、婚前契約書を出そうとしているじゃない?」と反論。これにはスタジオも「なんで?」と驚き。どうやらタカミツは、別れた時に揉めたくないからと契約書を交わしたいらしいのだ。たしかに、今時、婚前契約書を交わすことも珍しくはない。しかし、それが別れを前提としているとなると「別れる前提で結婚するの?」と疑ってしまう気持ちを持ってしまって当然だろう。

 また、今回、タカミツが驚きの行動に出た点がもう1点。それはタマミと2人で夕食を共にした帰りに「バルセロナにいる先輩に呼ばれて…」と1人、タマミを帰して先輩の元へと向かってしまったのだ。しかも、結局先輩には会えずじまい。タカミツはクラブに入ろうかと葛藤する。来週の予告を見る限り、この時の出来事が原因でタカミツとタマミは喧嘩をしてしまう模様。タカミツは行かなければよかったのか、それともタマミを連れて行くべきだったのか。何が正しい行動だったのか考えさせられてしまう一幕だった。

 一方、アパレル店員の彼氏・ケイゴと、アイブロウサロンを経営する年上の彼女・ヤワラのカップルは、仲睦まじく観光地を巡っていた。

 ただ、事件は夜、ディナータイムに起きる。それは、ケイゴが今までずっとヤワラに対して思っていた不満を話し始めたからであった。

 実はこの2人、昨年末からは同棲を開始したカップルなのだが、ヤワラが2024年にサロンを開業し、朝から終電まで働く多忙な日々を送っているため、家事の割合はほとんどケイゴ。夕食を作るのはもちろん、洗濯をしたり、掃除をしたり、昼食のお弁当を作ることまで働きながらこなしているのである。

 1話ではこれを「えらい!」「素敵!」とスタジオメンバーは見ていたのだが、ケイゴとしては、夕食の食器も下げないヤワラに「さすがにもう少しできるのでは?」「(自分は)家政婦じゃない」と以前から不満を持っていたようなのだ。

 この2人のやりとり、どちらの言い分もわかるが故に辛い。おそらく、自分の家は常にキレイにしていたいケイゴと、家事は仕事の二の次、最低限暮らせたらイイという価値観のヤワラ。それゆえにヤワラがやる気はないわけではないけど、結果として全然やらないということがケイゴの目に余るのだろう。ただ、この問題、一緒に住んでいると起こりうる話。それを結婚前にちゃんと話せるというのは貴重な機会であるようにも思える。

 果たして、2組が今後、どういう決断を下すのか。残り4日と数時間、見守り続けたい。 

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