「渋谷実写ADVプロジェクト」のクラファンがスタート 『428』など手掛けたイシイジロウ氏&脚本家・北島行徳のタッグに新たな参加者も

 ゲームデザイナーのイシイジロウ氏は、5月28日19時より「渋谷実写アドベンチャープロジェクト」のクラウドファンディングを開始した。本取り組みは、『428 ~封鎖された渋谷で~』などで知られる総監督・イシイジロウと脚本家・北島行徳による、渋谷を舞台とした“実写アドベンチャーゲーム”の開発&発売を目指すプロジェクトだ。

 今回のクラウドファンディング開始にあわせて、シナリオ協力として『街 ~運命の交差点~』の麻野一哉氏、音楽を作曲家の坂本英城氏、 アートディレクションとして『ラブプラス』で知られる箕星太郎氏、撮影・演出としては『428 ~封鎖された渋谷で~』を手がけた飯野 歩氏が、本プロジェクトに参加することも新たに発表された。

 なお、イシイジロウ氏は“プロジェクトで実現したいこと”として、最終目標は「渋谷を舞台にした実写ADVを完成品としてみなさんに届けること」と前置きしたうえで、昨今のゲーム制作事情を鑑み、クラウドファンディングだけでフルゲームを完成させるような甘い見通しは立てていないという。従って、まずは“プレゼン用のプロトタイプ”をしっかり作りたいとし、それが今回のクラウドファンディングの目的であると語っている。

■クラウドファンディング概要
・プロジェクト名:渋谷実写アドベンチャープロジェクト
・開催期間:2025年5月28日(水)19時00分~7月25日(土)23時59分
・開催場所:うぶごえ(サイトURL::https://ubgoe.com/projects/923
・目標金額:500万円(All-or-Nothing方式)
・備考:リワードの一部コース(10万円:プロジェクト感謝祭イベント参加コース)については、限定70名で抽選販売方式を採用。抽選申込期間は5月28日(水)〜6月18日(水)となります。

■スケジュール(予定)
 ・2025年4月28日(月):「渋谷実写ADVプロジェクト」発表
 ・2025年5月28日(水)19時:クラウドファンディング開始
 ・2025年6月28日(土):プロジェクト中間発表(予定)
 ・2025年7月25日(土)23時59分:クラウドファンディング終了
 ・2025年7月28日(月):感謝祭イベント(目標達成時)

以降:
 ・2025年8月〜:リターン品発送開始/プロトタイプ制作開始
 ・2025年内:プロトタイプ完成&本格プレゼンテーション

■リワード内容
 ご支援いただいた方、全員にゲームタイトル命名投票権が与えられます(6月22日24時応募締切)。また、スタッフロールクレジットのほか、スタッフ・キャストサイン入りポスター(先着300枚)やプロジェクト感謝祭イベント参加券(70名限定抽選)など、さまざまなリワードを用意しております。

◆お布施コース(2,000円)
・お礼メール
・ゲームタイトル命名投票権(期間限定販売:5/28~6/22迄)
・活動レポート「共犯者だより」閲覧権

◆プロトタイプ版ムービー入手コース(5,000円)
・お礼メール
・ゲームタイトル命名投票権(期間限定販売:5/28~6/22迄)
・活動レポート「共犯者だより」閲覧権
・プロトタイプ版ムービー(プロトタイプのプレイ内容を録画したもの)
・クレジット記載(作品HP上)

◆スタッフロールクレジット掲載コース【小】(10,000円)
・お礼メール
・ゲームタイトル命名投票権(期間限定販売:5/28~6/22迄)
・活動レポート「共犯者だより」閲覧権
・プロトタイプ版ムービー(プロトタイプのプレイ内容を録画したもの)
・クレジット記載(作品HP上)
・スタッフロールクレジット掲載【小】

◆スタッフロールクレジット掲載コース【中】(30,000円)
・お礼メール
・ゲームタイトル命名投票権(期間限定販売:5/28~6/22迄)
・活動レポート「共犯者だより」閲覧権
・プロトタイプ版ムービー(プロトタイプのプレイ内容を録画したもの)
・クレジット記載(作品HP上)
・スタッフロールクレジット掲載【中】

◆スタッフロールクレジット掲載コース【大】(50,000円)
・お礼メール
・ゲームタイトル命名投票権(期間限定販売:5/28~6/22迄)
・活動レポート「共犯者だより」閲覧権
・プロトタイプ版ムービー(プロトタイプのプレイ内容を録画したもの)
・クレジット記載(作品HP上)
・スタッフロールクレジット掲載【大】

◆プロジェクト感謝祭イベント参加コース ※抽選にて70名限定(100,000円)
・お礼メール
・ゲームタイトル命名投票権(期間限定販売:5/28~6/22迄)
・活動レポート「共犯者だより」閲覧権
・プロトタイプ版ムービー(プロトタイプのプレイ内容を録画したもの)
・クレジット記載(作品HP上)
・スタッフロールクレジット掲載【大】
・プロジェクト感謝祭イベント参加権
※プロジェクト感謝祭イベント概要
 日時:7/28(月) 20時実施予定
 場所:東京都 渋谷某所
 出演:総監督:イシイジロウ、脚本:北島行徳、出演:あらい正和・北上史欧が皆様をお迎えします(参加者は変更になる場合があります)
本コースは抽選販売として以下のスケジュールで抽選を実施いたします。
 申し込み期間:5/28~6/18
 当落発表:6/19
 支払い期限:6/22

◆クラウドファンディング特製Tシャツ(8,000円)
・活動レポート「共犯者だより」閲覧権
・クラウドファンディング特製Tシャツ
(サイズ:S/M/L/XL/XXL 5サイズから選べます)

◆スタッフサイン入りB2ポスター(15,000円)
・活動レポート「共犯者だより」閲覧権
・スタッフサイン入りB2ポスター
 300枚限定先着順 総監督:イシイジロウ、脚本:北島行徳、出演:あらい正和・北上史欧 4名のサイン入り

■プロジェクト 参加スタッフ・キャストコメント
・出演 あらい正和(代表作:街 ~運命の交差点~雨宮桂馬役)

 『街 ~運命の交差点~』から約30年、そして『428 ~封鎖された渋谷で~』から約20年。両作品ともに心に残る名作だと思います。そして今、『渋谷実写ADV』は、スタッフそして応援してくださる皆様と共に、両作品を超える作品、伝説となる作品にしたいと思います!

 どうぞよろしくお願いいたします。

・出演 北上史欧(代表作:428 ~封鎖された渋谷で~御法川実役)

 「俺の名前は御法川実。フリーライターだ!」。

 20年前、渋谷の中心で何度となく吐いた台詞をつぶやいていた。イシイさんから突然連絡が来た、つい2ヶ月程前のお話。50をまわったオジさんは相当ワクワクしているらしい。しかもここから準備や撮影、ゲーム発売までの数年間、渋谷で祭りが続くのだ。さぁー皆様、一世一代の宴の開演です!一緒に歌って踊りましょう!!

 「♬心のベストテン第一位はこんなゲームだったー」

 ・脚本 北島行徳(代表作:428 〜封鎖された渋谷で〜 脚本)

 群像劇のノベルゲームをはじめてクリアしたときに思ったこと……それは「またこんなゲームで遊びたい」でした。今はシナリオを書く側にいますが、そんな思いはずっと心に残っています。

 これってすごいことなのではないでしょうか。

 群像劇のノベルゲームが持っている熱が、いつまでも人の心を捉えている。その熱を共有できる人たちで、新しい群像劇のノベルゲームを生み出したい。それが実現可能となったときには、みなさんのために全力でシナリオを書きたいと思います。

・アートディレクション 箕星太郎(代表作:ラブプラス)

 イシイジロウさんが渋谷を舞台にしたADVを作る。

 『428』は思い入れのある作品でしたので、この豪華なメンツの集結に並んで、参加させて頂けるのはデザイナー冥利につきます。

 カッコいい系のデザインを出来るのは久しぶりなので楽しみです!

 制作者になると、ひとつだけ残念なのは、プレイする前にすでに結末を知ってしまっていること……。皆様には自分の分までワクワクして物語を最後まで楽しんで頂けるように頑張ります!

・撮影・演出 飯野歩(代表作:428 〜封鎖された渋谷で〜 撮影・演出)

  『428 〜封鎖された渋谷で〜』で体験した多くの挑戦と表現によって、自分の創作活動の視点は大きく拡がりました。どこの馬の骨とも知れない自分を起用してくれたイシイ監督の度量に感謝です。

 今回、その流れを組む新たなプロジェクトに参加出来るということで、イシイ監督のさらなる挑戦を目撃出来るワクワク感と、少しでも進化した部分でお返し出来るようにエネルギーを注がねばという決意を抱いて制作に臨みたいと思います。

・シナリオ協力 麻野一哉(代表作:街 〜運命の交差点〜 総監督)

  『街』は当時としては予算も時間も膨大で、とにかく疲れ果てました。ありがたいことに「続編期待のソフト」として、長いあいだ、ファミ通さんにのせてもらってましたが、作らないまま時が流れ、やがて、イシイくんが「渋谷の実写のノベルゲー」の続編として『428』を作りました。

 さすがにもう終わりだと思っていたら、また作るという。「マジか!?」という気持ちとともに、微力ながら協力しますのでよろしくお願いします。

・音楽 坂本英城(代表作:428 ~封鎖された渋谷で~ 音楽)

 『428 ~封鎖された渋谷で~』のリリースが2008年ということで、もう17年も前になるという事実に仰け反りながらも、イシイジロウ監督を中心に当時の主要メンバーが集まり、新たなプロジェクトがスタートをするということに興奮を禁じ得ません。

 サウンドノベルは文字通り音楽の持つ力がその作品に大きな影響を与えるジャンルであります。良い意味での緊張感を持って、17年分のさらなる私自身の体験を楽曲に落とし込めるように頑張ります。

『街』『428』後継作プロジェクトが発足 “金字塔”実写ADVが支持を集める理由と、その文化的価値を考える

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