6割以上が「外見や年齢性別を脱ぎ捨てたい」 新時代のコミュニケーションをバーチャル配信アプリ運営とともに考える

大小よりも「反応」が重要 IRIAMにおけるコミュニティの魅力

ーーコミュニティの話が出たのでそちらに話を移すと、IRIAMは少人数で非常に濃密なコミュニティが多いという印象を持っています。大規模なコミュニティよりも、パーソナルな繋がりを重視する傾向があるのでしょうか?

村山: IRIAMのコミュニティの特徴として強く感じるのは、規模や人数の大小よりも「反応されること」が重要だという点です。IRIAMでは、誰もがイラスト一枚で枠を作って配信を始めることができ、そこにリスナーが自然と訪れ、必ず何かしらの“反応”が返ってくる。その仕組みが土台にあります。

 そして、リスナー側にとっても、自分のコメントやアクションがほぼ100%拾われる体験はとても重要です。単に返事がもらえるというだけではなく、その反応そのものがエンターテインメントになる——。つまり、「自分の一言が配信の流れを作る」「誰かの感情を動かす」ことが実感として返ってくるのが、IRIAMという場所なんです。

ピンクでもなく赤でもなく…? #IRIAM

 SNSやグループチャットでは、発信が埋もれてしまうことが多いですが、IRIAMではそれぞれの“反応”が可視化され、空間の熱量やストーリーを形づくる要素になっています。私は、この“反応の価値”こそが、IRIAMらしさであり、コミュニティを面白くしている核だと考えています。

ーーインタラクティブなコミュニケーションができていると。

村山:はい。このようなインタラクティブなコミュニケーションは、大規模なコミュニティでは実現しにくいかもしれません。 適度なサイズのコミュニティだからこそ、一人ひとりのアクションが大切にされ、共感が生まれやすいのだと考えています。 その結果として、細分化された、よりパーソナルな繋がりの強いコミュニティが自然と形成されているのではないでしょうか。

ーーまさに、リスナー自身がコンテンツを作り上げる一員となれる、それがIRIAMの大きな魅力なのですね。

村山: はい。SNSのように、発信力のある一部の人が注目を集めるだけでなく、誰もが気軽にコンテンツに参加し、自分の存在や言葉に反応をもらえる。そういった小さな喜びの積み重ねがIRIAMの魅力だと感じています。

ーー今回の新たなキービジュアル・キャッチコピーを通じて、潜在的なユーザーにどのようなメッセージを届けたいですか?

村山:現実での生きづらさや、自分の見た目・属性に縛られたくないと感じている方に向けて、IRIAMには、そうした人たちが自分らしくいられる場所と、自由に表現できるチャンスがあるということを伝えたいと思っています。

 その思いを込めてビジュアルをつくりましたが、今回のアンケートでも、まさにそうした声が多く寄せられ、私たちが伝えたかったことと強く重なっていたと感じています。

 とはいえ、IRIAMはまだ「よくわからないバーチャルアプリ」「謎のライブ配信サービス」と見られがちな側面もあります。実際に触れてみないと伝わりづらいからこそ、最初の一歩をどう後押しするかが大きな課題です。

 そこで今は、IRIAMの中で実際に起きている楽しさを切り抜き動画としてSNSで発信し、アーカイブのないこの世界の“声”や“熱”を、気軽に感じてもらえる工夫を続けています。

 ぜひ、この記事を読んで気になった人にはIRIAMを触ってみてもらえたら嬉しいですね。

■関連リンク
IRIAM公式サイト:https://iriam.com/
IRIAM公式X:https://x.com/iriam_official
IRIAM公式YouTube:https://www.youtube.com/@iriam_official
IRIAMダウンロード:https://app.iriam.com/7oGF/3ac7af2

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