壱百満天原サロメが語る、1stライブと『IRIAM』体験の“共通項” リアルタイム性から生まれる「特別な体験」とは

壱百満天原サロメが語る「特別な体験」

 にじさんじ所属VTuber 壱百満天原サロメ。お嬢様口調に、見事な縦ロールを持つ「本当のお嬢様」……に憧れる、一般女性だ。しかし、その振る舞いや高潔な精神は、まさに本物のお嬢様そのもの。

 2022年にデビューを果たした彼女は、そのビジュアルの話題性や人柄によって瞬く間に多くのファンを魅了、VTuberシーンにおいて大きな注目を集めるライバーとなった。今回リアルサウンドテックでは、そんな彼女に先日おこなわれた配信アプリ『IRIAM』の体験を通じて思う「ファンとのコミュニケーション」や「プラットフォームによる体験の違い」について話を聞いた。また『IRIAM』での体験が「素晴らしかった」と絶賛する理由もあわせて紐解いていく。

 本インタビューを通して、サロメ嬢は『IRIAM』を体験して感じたプラットフォームによって異なる“会話体験の違い”や、1stライブ『マイフェアレディ』を経て感じたさまざまな思い、そして芽生えた「にじさんじライバーとしての自覚」など、心の内を赤裸々に語ってくれた。また最後に訊いた「理想のお嬢様になるための次なる目標」という質問に、“意外な願望”が飛び出る一幕も。

“垣根の無さ”に感動する――『IRIAM』ワールドの魅力

【#サロメIRIAM体験中】わたくしの💯密な配信体験ですわ~❣️❣️【壱百満天原サロメ/にじさんじ】

――まずは今回のIRIAM配信についてお聞きできればと思います。サロメさんは普段からYouTubeで配信をしつつ、他のプラットフォームや音声配信など、配信手段を使い分けをされているように思うのですが、今回『IRIAM』を体験された率直な感想を教えてください。また、リスナーとして他の配信を見に行ったと伺っています。配信者の視点とリスナーの視点で、それぞれIRIAMのよかったポイントをいくつか教えてください。

壱百満天原サロメ:第一に、すごく直感的なサービスだなと思いました。視聴者さんとしては、アカウントを開設したばかりなこともあり、「配信を5分視聴したよ!」といったチュートリアル達成の通知が出てくるのが面白いと感じましたわね。あと、配信中に星を送るといった操作も直感的で、それがすごく体感として楽しかったですわね。コメントを発信してから配信者に拾われるのも早くて、配信者とのやりとりもスムーズに感じられましたわ。

 配信者としては、スマホ一つで配信できるということがすごく大きいかなと思います。いま、配信をやりたい人って多いと思うんですが、パソコンでやる場合は機材などの準備が必要で、まずスタートが切れない方が結構いらっしゃると思うんです。ですが、IRIAMならばスマホ一台でできる。そのハードルの低さから、すごい配信の才能を持つ人が生まれてくるかもしれないじゃないですか。それってすごくいいことだなと思いますわね。あと、寄りや引き、上下などカメラの反映範囲が広いことで、コミュニケーションの幅が広くなることも見逃せませんわ(笑)。

 そして、視聴者さんと配信者どちらにも当てはまることですと、ギフト機能が挙げられますわね。数がとても多く、配信者側も反応しやすいものがあるんですよね。たとえば、初めて配信される方は「なにを話そうか」と悩んでしまうこともあると思うんですが、ギフトがあれば「何これ?」みたいな反応から会話が生まれますから。楽しみながら、そして実は、視聴者さんと配信者とでお互いにストレスが無いように考えられて設計されているのかな、と感じられて、そこが魅力だと感じました!

――実際、振り返り配信の中でもIRIAM配信の様子が映されていましたが、たらいが落とされたときに「誰、たらい落としたの!?」といったツッコミを入れられていましたよね。普段、サロメさんは雑談配信をあまりされないと伺っていますが、サロメさんご自身の力量はもちろんありつつ、コメントへの素早い反応やカメラの活用などがよく見られました。そして、「IRIAMワールドに入ることができて楽しかった」ともおっしゃられていましたが、どういった部分に“IRIAMらしさ”を感じましたか?

壱百満天原サロメ:IRIAMは、独自の関係性やコミュニティができあがっているとすごく感じましたわ。今回、IRIAM配信のゲストとしていらっしゃった抽選30名の方の中には、普段IRIAMで配信されている方もいらっしゃったんですよ。その場でも「配信しているんですね~」と話が盛り上がったんですが、その後個人的に色んな方の配信を見に行ったところ、そこでIRIAMらしい「配信者同士のコミュニケーション」に触れました。

 私は正直に言うと、「配信者同士のコミュニケーション」は結構難しいものだとも思っているんです。なぜなら、身内の会話になりすぎてしまうと視聴者さんが楽しめないこともあるからです。配信者ではない視聴者さんからしたら、配信者同士で「あれ大変だったよね」といった話をされても、分かりづらいじゃないですか。

 でも、IRIAMではこれがすごくいい塩梅で、“視聴者さんと配信者の垣根がない”とすごく感じられたんです。配信者もいち視聴者さんとしていらっしゃって、配信者だから特別扱いするわけでもなく、その上で「また来るね」といった繋がりがみなさんの間であって。これはIRIAMならではの魅力だと感じましたわね! きっとこれは、IRIAMのベースに「ストレスのないコミュニケーション」があるからなのだと思っています。

 こうした、視聴者さんと配信者の独特なコミュニケーション、そしてそれを作り出してる風土を、「IRIAMワールド」と表現させていただきました。

――サロメさんにも新鮮に映りましたか。

壱百満天原サロメ:そうですわね。視聴者さんも配信者さんも、その世界が大好きだから、IRIAMのことが好きなのかしらと感じましたね。

コメントとして現れるファンとどう向き合うか

――IRIAMでは少人数型の配信がたくさん立ち並ぶような形でコミュニティが形成されています。一方で、サロメさんご自身のバックグラウンドを振り返ると、デビューからずっと大勢のリスナーに応援されてきた印象があります。今回は30名の抽選ということで、IRIAMで少人数型の配信を経験したことであらためて感じたことや、新鮮に感じたことはありましたか?

壱百満天原サロメ:これは、「少人数だから」ではなく「IRIAMだから」と言える点が多いですわね。たとえば、仮に別のプラットフォームで同じく視聴者さんが30人の配信をしたとしても、同じようなテンションでその30人がコメントしてくれるかと言えば、それは……また別ですわよね(笑)。

 たとえば、Aさんがコメントでご飯について発言したとき、それを見て「私はうどんが好きですわ」と発言しても、視聴者さんみなさんで「自分は〇〇がすき!」「うどんの中でもこれがおいしくて~」と色んなコメントがついて、話題が移り変わる事が多いです。それもすごく楽しいんだけど、Aさんのお返事のコメントにもう1回触れるっていうのは、難しかったり……流れが早いと、全部に反応する! っていうのは難しいですよね。

 だけど、IRIAMではコメントが拾いやすいので、配信している側も「この人と会話をしている」と強く感じられるんです。YouTubeなどで視聴者さんに向けて話しているときは、大勢のいろんな人と会って話している感覚です。それもすごく楽しいんですけど、一対一の会話体験とは、言えないですよね。今回、IRIAMでの配信は少人数で、しかもコメントをみなさん積極的に送ってくれたので、“会話をしている感覚”がとても強かったですわ! それって、すごくうれしかったんです。

 今回そうした体験をしたことで、いつもの配信でも「会話をしている」と感じてもらえるようにしていきたいなと、あらためて思いましたわ。

――あらためて、ファンのみなさんをすごく大切にされていることが伝わってきますね。先日の170万人記念配信で、「むしろここからがスタートだと思っています」とコメントされていたのが印象的です。そうした感性や姿勢は、どのように培われてきたのでしょうか?

壱百満天原サロメ:もちろんファンのみなさんのことはとても大切です。私たち配信者はファンがいなければ成り立たない以上、大切にするのは当たり前だと思っています。私がすごいのではなく、ファンのみなさんがすごいんですのよ。

 私にも勿論調子に乗りたい時はあるんですが(笑)、調子に乗って足元をすくわれてはいけませんから、そこはぐっと我慢しておりますわよ~!

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