歌広場淳のフルコンボでGO!!!

歌広場淳×REKKA“eスポーツドクター”対談 eスポーツ選手の心身にかかる負荷はフィジカルスポーツと同レベル?

 大のゲームフリークとして知られ、ゲーマーからの信頼も厚いゴールデンボンバー・歌広場淳による連載「歌広場淳のフルコンボでGO!!!」。今回は、eスポーツドクター・REKKAとの対談を行った。

 『ストリートファイターIV』(以下、『ストIV』)では強豪フェイロン使いとして知られた格闘ゲーマーであり、総合内科、呼吸器内科、救急科など10年にわたって勤務してきた経験豊富な医師でもあるREKKA。

 現在も医師を続けつつ、ゲーミングデバイスメーカーのMadCatzからのスポンサードを受け、国内外の大会にて活動する「eスポーツドクター」に対し、歌広場淳がさまざまな疑問をぶつけていった。

医学部生時代は『ストIV』にのめり込む

歌広場淳:もともとREKKAさんのお名前や、「eスポーツドクター」という言葉はお聞きしたことがあったんですけど、そういえばまったく勉強できていなかったなと思って今日はお招きしました。ぜひいろいろとお話いただけたらうれしいです!

REKKA:よろしくお願いします。eスポーツドクターとして活動しているREKKAです。活動名の由来は、フェイロンというキャラクターの「烈火拳(れっかけん)」から取っています。

 大学時代に『ストIV』にのめり込んでいて、フェイロン使いだったんです。当時は“Re:”というプレイヤーネームで結構ガチでやっていて、大学よりもゲーセンにいました(笑)。

歌広場淳:もともと格闘ゲームがお好きだったんですか?

REKKA:そうですね。それこそ小学生のころは駄菓子屋に置いてあった「KOF」(ザ・キング・オブ・ファイターズ)をやったりとか、中学生くらいになったら池袋サファリという有名なゲーセンまで足を伸ばしたりしていました。

歌広場淳:大学は医学部に進まれたということですが、お医者さんになろうと思ったきっかけについてもお聞きしていいですか?

REKKA:本当につまらない理由で申し訳ないんですけど、僕の祖父も父も医者なんです。兄も医学部に進学しましたし、だから僕も会社員になるイメージがまったく湧かなくて。僕自身は高校時代にバンドにのめり込んでいて、好きなことばかりやっているような学生で、当時も今も哲学者の有名な思想が好きで、「モノを考える源泉といえる『脳』の勉強をしたくて、医学部に進んだらそれができるんじゃないかな」と、すごく安直な考えで医学部に進みました。

歌広場淳:ある意味、REKKAさんのなかでは自然な流れだったわけですね。

REKKA:はい。親から「医者になりなさい」なんて言われたことは1回もないです。社会のことがわからないから、なんとなく、「勉強を頑張ったら東大などの偏差値高い大学か医学部に行くものだ」みたいな雰囲気に流されてしまって。

歌広場淳:そこから『ストIV』にハマったきっかけというのは?

REKKA:大学が地方だったんですよね。いまにして思えばいいところだったなと思うんですけど、学生の僕にとっては刺激が足りなくて、2年生になるころにはもうやることがなくなってしまったんです。そんなとき、友人から「『ストIV』やろうぜ!」と誘われて、ゲーセンに通うようになりました。

 「KOF」の経験があったので必殺技とかは出せるから、友人相手なら勝てていたんですけど……試しにその地方では有名なゲーセンに行ってみたら、そのゲーセンの常連集団の一番ポイントが低い(弱い)プレイヤーにも、ボコボコにされるぐらい勝てなくて。

 それで悔しくなって一気にのめり込んでしまい、毎日のように彼らと夜な夜な、時には朝まで対戦したりしました。いまだに彼らとは仲良くさせてもらってますね。その中に、あくたがわや松五郎といった今では有名となったプレイヤーもいます。

歌広場淳:お二方ともスト6でも上位のプレイヤーじゃないですか! そんな環境のなかでREKKAさんも負けず嫌いを発揮されていたと。

REKKA:そうですね。なんでコイツらに勝てないんだろう、って不思議でしかたなかったです。格闘ゲームって運要素も多くあるじゃないですか。それにもかかわらず、なんでここまで自分は負けるんだろう。なぜ彼らは安定して勝てるんだろう……と。

歌広場淳:『ストIV』にハマって以降は、ずっと「ストリートファイター」シリーズをプレイし続けてこられたんでしょうか。

REKKA:それが、次作の『ストリートファイターV』は全然プレイしていないんですよね。ちょうど発売されるくらいのタイミングで、初期研修が始まってしまって。ちゃんとした医者になるためには、研修医として2年間働かないといけないんです。正直、僕は医者になる気はあまりなかったんですけど、「一応やっておくか」くらいの気持ちで研修医としての生活が始まりました。

 ただ、研修を始めて2か月目のころに担当していた患者さんが急に意識不明の重体となる急変を経験することになり。いま思えば厳しめの病院だったなと思うんですけど、自分がまだできないようなことも「やれ!」と言われたりして。なにもかも足りていなかったんです。最終的にその患者さんは原因不明の病態のまま亡くなったんですが、そのご家族とのお話を通じて、「心を入れ替えて真面目にやらないとダメだ」とスイッチが入ったんです。

歌広場淳:そこからはもう、ゲーセンなんて通っている場合じゃないぞと。

REKKA:はい。もうぱたっとゲーセン通いをやめて、ずっと病院に泊まり込むような生活を続けました。そんなわけで、結局『ストV』はほぼ触れず終いだったのですが、『ストリートファイター6』が出るころには医者としてある程度落ち着いてきたタイミングだったので、また復帰することにしたんです。

 とはいえ、『ストIV』のころとは全然違ってみんなうまいし、攻略スピードも早いしということで、いまだに苦労しているんですけど(笑)。

歌広場淳:それで言うと、実は僕もプレイ歴から『ストIV』がごっそり抜けているんですよ。僕も大学在学中にゴールデンボンバーに途中加入して、そこからめちゃくちゃ忙しくなっちゃったので。

REKKA:やっぱり! 僕もそうじゃないかなと思っていたんですよ。歌広場さんって『スト6』でこれだけ強いんだから、もし『ストIV』をやっていたとしたら、当時からプレイヤーとしての歌広場さんの活躍ぶりを耳にしていたはずだよなって。だからそういう意味では、僕らは似た者同士かもしれないですよね。

医療×◯◯のかけ合わせが“自分らしさ”を発揮する場の創出に

歌広場淳:つかぬことをお聞きしますが、お医者さんになるための勉強や、お医者さんとしての経験が、格闘ゲームにも活きたと感じた瞬間ってあったりしましたか?

REKKA:いや、医療と格ゲーがつながったみたいな経験はこれまでなかったですね。そもそも当時、僕が医学部生だったことは格ゲー仲間には話していなかったのですが、後々「医者になった」と明かしたらビックリされたんです。「そんな頭良さそうには見えなかった」って(苦笑)。

 というのも、僕は一般的に待ちの戦法が強いとされていたフェイロンを使って、ガンガン攻めまくっていたんですよ。有り体に言って、頭が悪そうな感じのプレイスタイルだったと思います。自分なりに頭の中で期待値とかを考えてやっていたはずなんですけど、不思議なものですよね。

歌広場淳:ええっ、そうなんですか。だとすると、最初から「医療の力でeスポーツコミュニティに貢献できるんじゃないか?」と思っていたわけではなくて、なにかしらきっかけがあってREKKAさんのなかでそこがつながったということなんでしょうか?

REKKA:そう言われると、そうかもしれないです。じつは僕、2023年にテレビ朝日系で放送された『たとえあなたを忘れても』というドラマの医療監修を担当させてもらったことがあったんです。

 それまで10年近く病院の中で働いてきて、病院の外の世界でお仕事をするような機会はそこが初めてでした。

歌広場淳:おお! 医療監修というとイメージはなんとなくできるんですけど、実際どういった形でオファーがくるものなんですか?

REKKA:僕の場合はちょっと特殊かもしれないんですけど、その昔、DJをやっていたことがあって、そのつながりですね。けっこうDJ界隈って上下関係が厳しくて、僕はそこで社会勉強させてもらったようなところもあったんです。

 当時DJとしてお世話になった先輩方と久しぶりにお会いする機会があり。ちょうどその集まりにテレビ関係の方がいらっしゃって、連絡先を交換したら、しばらくして「ドラマの医療監修に興味ない?」と連絡があり、そこから紹介されたディレクターさんと意気投合させていただき、医療監修することになりました。

 その縁でいざ医療監修をやらせてもらったところ、自分の知っている医療というフィールドを別の領域にクロスさせると、こんなにも需要があるものなんだなと気付けましたし、わりと想像以上に楽しかったんですよ。

歌広場淳:医療監修というお仕事の、どんなところが楽しいと感じたんですか?

REKKA:言ってしまえば、医者にクリエイティビティは必要とされないじゃないですか。患者さんに合わせて最適な治療を行うという意味で、「オーダーメイド医療」という言葉もありますけれど、たとえば「今回の治療法はこれまでに一度も実例がない、完全オリジナルの斬新な治療法です」なんて言われたら不安になりますよね?

歌広場淳:めちゃくちゃ怖いです(笑)。ほかの人にもやるような、よくあるやりかたで大丈夫ですってなります。

REKKA:そうですよね(笑)。そこはやはりエビデンスがあって、ガイドラインもあって、何億という症例がデータとしてあるなかで、「エビデンスに基づいてこのお薬をお出しします」というのが医者に求められることなので、クリエイティビティを意識して抑えなければならない仕事とも言えますよね。

 だからこそなのか、生まれつきなのかはわからないですけれど、僕はやっぱりこの世に生まれてきたからには、“自分らしさ”は大事にしたいという気持ちがありました。クリエイティブな世界にも、少なからず憧れを持っていたんです。

歌広場淳:たしかに、お医者さんがオリジナリティを押し出してくることってないですもんね。

REKKA:その点、医療監修というお仕事はクリエイティビティが試される瞬間がけっこうあった気がして。そうした経験もあり、たとえばeスポーツや『スト6』とも医療の領域をかけ合わせてみたら、もしかしたら自分らしいことができるかもしれないなと思うようになったんです。

医療スタッフとして初参加した大会での「ショッキングな出来事」

歌広場淳:だいぶREKKAさんという人が立体的に見えてきた気がして、すでにめちゃめちゃおもしろいです! 続けて、eスポーツドクターとして活動を始めた経緯を教えてもらえますか?

REKKA:はい。僕が医療監修をやりだしたころって、すでに『スト6』が流行り始めていた時期でもあって。先ほどの「ゲームと医療をかけ合わせたら自分らしいことができるかも」という思いと同時に、僕も『スト6』で格闘ゲームに復帰してからというもの、自分も格闘ゲームコミュニティに何かしらの形で貢献したいという気持ちが出てきました。

 そこで、ちょうど「EVO Japan 2024」のボランティアが募集されているのを知って、「医療ボランティアって需要あるのかな?」と運営元のソニーさんに問い合わせてみたんです。すると意外にも前向きに受け入れてくださったので、公式eスポーツドクターとして「EVO Japan 2024」にご協力させていただくことになったのが、そもそもの始まりでした。

歌広場淳:当時、「eスポーツドクター」というのはものすごく斬新な概念だったと思うのですが、反響はいかがでしたか?

REKKA:自分の想像以上に好意的な反響をいただけました。僕としてはとにかく1回やってみて、そんなに必要とされていないとわかったら、それっきりでやめるつもりでいました。もちろん自分が目立ちたくてやるわけではないので、コミュニティから歓迎されていないならやる必要はないなと。

 けれどふたを開けてみれば、「eスポーツにも医療って必要だよね」といった声が意外とあるんだということもわかって。だとしたら、自分にできることはもっとあるかもしれないとも思ったので、徐々に模索しながらではあるのですが、eスポーツドクターとしての活動を続けていっている形になります。

歌広場淳:反響もそうですし、実際「EVO Japan 2024」では大忙しだったというお話もチラッと耳にしたのですが……。

REKKA:そうですね。忙しかったというより、意外とちゃんと医療が必要だったという感じです。当日は僕のほかに数名の医療スタッフが集まり、医療チームとして動いていたんですけれども。

 そもそも前年までは僕のような存在がいなくても成立していたわけですし、正直、ちょっとした怪我の応急処置をしたり、気分が悪くなった方にお水を飲ませて横にならせてあげたり、くらいのものかなとは僕も思っていました。

 ただ実際のところは、対応した方の約18%は救急搬送になってもおかしくないような案件だったんです。

歌広場淳:ええっ!? めちゃめちゃ大ごとじゃないですか!

REKKA:重症だったケースとしては、てんかん持ちの方がいらっしゃいました。おそらく薬を飲み忘れてきてしまったのか、ゲーム画面の影響かははっきりしないケースではあったんですが、その後に錯乱状態になってしまったんです。

 ただ、僕らからすれば「これはてんかん後のコンフュージョン(意識障害)の状態だから、てんかん重積でもなく、一旦は様子見でも大丈夫だな」と判断できるわけで。もちろんその後のフォローはしたほうがいいので、救急車を呼びましたが、東京ではよくあるんですが搬送先が見つからず搬送困難ケースとなり、その間に本人も落ち着きを取り戻していて、本人、そのご家族とも相談の上で「不救護」となりました。

 あと、衝撃的だったのは持病としてかなり珍しい種類の心臓病をお持ちである方がいて、心臓の動きを止めるような不整脈を起こしてしまった方がいたんです。
ちょうど試合中に、フルセットフルラウンドでもう後がないという状況まで追い込まれたときに、突然倒れてしまったとのことでした。

 その方は、たまたま、すでにお医者さんで、その不整脈の治療として心臓発作が起きた時にそれをリセットするような、ICDという機械が体に埋め込んであり、それが働いたことで最悪の事態は回避できました。
 
 それでも格闘ゲームの試合中に心停止というのは非常にショッキングな出来事でしたし、医療チームのメンバーのひとりがこの案件について臨床スポーツ学会で発表したりもしていて。実際「eスポーツのプレイ中は安静時と比べてエネルギー消費量が17%上昇した」という論文が海外であり、一般的なスポーツと同様にeスポーツでも様々な負担が身体にかかっている可能性があると思っています。

歌広場淳:まさに命に関わるようなことが起きていたんですね……。実際にご自身が参加してみたことによって、やはりeスポーツドクターは必要なんじゃないかと思えたということでもあるんでしょうか。

REKKA:はい。それにおもしろいことに、その後「CAPCOM CUP 11」にも参加したんですけど、「CAPCOM CUP 11」では具合が悪くなる方は全然いませんでした。たまたまかもしれないけれど、あれだけ多くのお客さんがいたのに「EVO Japan 2024」とは比べものにならないくらい少なかった。

 それって「CAPCOM CUP 11」の会場を訪れた99%以上の方が観客であって、選手ではなかったからだとも考えられると思うんです。ちゃんとしたエビデンスはまだないのですが、これもまたゲームでもスポーツ並みに体への負担がかかることの裏付けになるかもしれないですよね。

集中力を上げるために最適なカフェインの摂取量とは?

歌広場淳:もしよろしければ、お医者さんの目線から、大会やイベントをもっと楽しめるような体調管理のコツであったり、試合に向けてパフォーマンスを上げる方法などがあればぜひ教えていただきたいです。

REKKA:やはり大会当日までの感染症予防については、もっと格ゲーマーたちは考えたほうがいいと思います。たとえば手洗いうがいをもっと徹底していれば、新型コロナにかかって大事な大会を欠場してしまうみたいなことも減るかなと。

 具体的に言うと、大会の2週間前くらいからとくに気をつけたほうがいいですし、お子さんがいらっしゃる方はとくにお子さんへの手洗いうがいなども意識させた方がよいと思います。やはり子どもはどうしてもウイルスや菌を持って帰ってしまうリスクが高いと思いますので。

 あとはカフェインの摂取のしかた。体重1kgあたり3mgのカフェインを摂ると、反応速度が上がるというのはエビデンスとしてあります。体重50kgの人だったら150mg、80kgの人なら240mgってことですね。

 FPSを対象にした実験で反応速度や命中精度が上昇したという報告があります。人によってカフェインへの反応は異なるので過剰摂取には注意したいところですが、格闘ゲームでも同じようなことが言える可能性はあると思います。

歌広場淳:ちょうどいい量というのが体重ベースであるんですね。僕も以前、ライブの前にコーヒーを飲む回と飲まない回を作って、どちらのパフォーマンスがよかっただろうと試してみたことがありました。そういえばカフェインって、アスリートの世界では禁止されているんでしたっけ?

REKKA:あ、いまは禁止されていないです。ドーピング検査には引っかかりません。

歌広場淳:そうなんですか! ただ、今後eスポーツのスポーツ化が進んでいくと、たとえばいまの僕らが知らないような“集中力が上がる薬”とかが流行って、ドーピング取り締まりという話になると思うんです。

REKKA:たしかに“集中力が上がる薬”というのは存在はしますね。あと薬つながりで思い出したんですけど、持病があるのに処方された薬を大会の日に飲んでこなかったため、体調を崩されてしまったというケースが結構多くありました。

 当日となるといろいろなことを考えてしまって忘れてしまう人もいるのかなと思いますが、絶対に飲んでおくべきなので、これは今年の「EVO Japan 2025」で運営サイドからアナウンスしていただくようにお願いしてあります。

 また「EVO Japan 2025」では、僕の活動をスポンサードしてくださっているデバイスメーカーのMadCatzさんのブースでちょっとした実験をさせてもらえることになっていて。そこでやりたいことと近い話で、15分間の運動をしておくと、反応速度が上がるという話もあります。

歌広場淳:試合の前に軽く運動をしておけばいいんですね。実は僕も、ライブの直前には必ず腕立て伏せをやるようにしています。腕立て伏せをすると、なんとなく頭がスッキリするような感覚があって。だからゴールデンボンバーのライブ前は、僕が人生のなかで唯一、腕立て伏せをする瞬間になっているんです(笑)。

REKKA:まさにそういうことですね。大会前やランクマッチを回す前にも取り入れてみると、より良い結果が得られるかもしれません。あくまで反応速度が上がるというエビデンスがあるだけなので、それが『スト6』のゲーム性にどのくらい影響するかまではハッキリとは言えないんですけど。

 だからこそ、僕のような人間が積極的にエビデンスをとっていって、10年、20年とかかけてゲーマーのためになる情報を蓄積・発信していけたらなとも思っています。

歌広場淳:めちゃめちゃありがたいですね。きっと、いまの時点では「eスポーツドクターなんて自分には関係ないよ」と思っている人たちも、そういったREKKAさんの発信に触れたら「関係あるのかも」と考え直すきっかけになるでしょうし。

 それでREKKAさんのようなeスポーツドクターの存在がもっともっと浸透していけば、大会やイベントで「ちょっと調子悪いかも」となったときに自分から手を挙げることができる人も増えると思うんです。

 REKKAさんのお仕事的には大変になっちゃうと思うんですけど、やっぱり日本人って明らかに助けを求めるべき状況なのに、周りの目が気になって手を挙げられないみたいなところがあるじゃないですか。「ご近所に知られたくないから救急車のサイレンをつけずにきてほしい」的な。

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