キャンプブームはコロナ禍で終了? それでもYouTuberたちがキャンプを続ける理由
コロナ禍が明け、「ブーム終焉」という言葉が聞かれるようになったキャンプ。そのようななか、「脱サラ さいとう夫婦」がキャンプを続ける理由を明かした。キャンプ市場の動向やアウトドア系YouTuberの思いに触れながら、クリエイターたちがキャンプ動画を投稿し続ける理由を紐解いてみたい。
コロナ禍にできる余暇として、一躍人気を集めたキャンプ。しかしコロナ禍後はというと、アウトドア用品大手の「スノーピーク」が2023年12月期決算で純利益99.9%減というあまりにも衝撃的な数字を発表。YouTubeでは近頃、「あのキャンプ場はいま......」といった動画が散見されるようになった。
日本オートキャンプ協会が2024年7月に発表した「オートキャンプ白書2024―キャンプはより暮らしの中へー」によると、2023年のキャンプ人口は600万人。コロナ禍の2021年は750万人だったため、人口数だけでみると、その数は大幅に減少。しかしその一方で、年間における平均キャンプ回数・泊数は2021年の4.9回に対し、2023年は5.5回。つまり、2023年においては1人あたりのキャンプ回数・泊数が増えているのだ。さらにキャンプ場の稼働率では、2021年の20.4%から2023年は0.8%ダウンの19.6%と減少してはいるものの、日本オートキャンプ協会は「高止まり」との見解を示しており、キャンプブームが終わったとは言い切れない。では、今でもキャンプ動画を投稿しているYouTuberたちは、なぜキャンプを続けているのだろうか。
(参考:「オートキャンプ白書2024―キャンプはより暮らしの中へ」)