常識覆す“ラクな”キャンプ動画が登場 ヒロシから人気YouTuberまでキャンプ動画の変遷を辿る
そして、チュートリアル・徳井義実は、自身が手がける「徳井video」(登録者数 72.4万人)にて2021年5月に初めてキャンプ動画を投稿すると、2025年2月にはツーリングキャンプを楽しむ動画を投稿している。途中立ち寄った道の駅で調達した食材を使って豚汁と豚丼を手際よく作る様子は、多くの視聴者を魅了。キャンプのみならず、バイクや料理といった要素をもつコンテンツは、幅広い視聴者に響いており、大きな反響が集まっている。
そして2023年2月に開設された「週末キャンプチャンネル。」(登録者数12万人)では、“日本一だらしない”初心者ソロキャンパー・りかが荷物を詰め込んだ大きなバックパックを背負い、キャリーケースを引きながら徒歩キャンプに挑む様子が投稿されている。初めてのソロキャンプでは、強風に見舞われながらタープの設営に手こずり、隣に陣取っていたキャンパーに助けてもらったというエピソードを披露しているほか、バーベキューが丸こげになるという失敗も。ポンコツぶりもさることながら、失敗してもめげずに成長していく姿には、視聴者から温かい目が向けられている。
「密」を避けられるといった理由をきっかけに、キャンプに注目が集まったコロナ禍の2020年頃から、YouTubeでもキャンプ動画が増えていったように思われる。チュートリアル・徳井をはじめとした芸能人やまるみやりかのような女性動画クリエイターがキャンプカテゴリに参入したのもまさにコロナ禍やそれ以降。いまではそんな彼ら・彼女らが、それぞれの方法でキャンプを楽しみながら、YouTubeのキャンプ界隈を盛り上げている。